「中日3-2巨人」(1日、バンテリンドーム) 中日が競り勝ち、ホーム開幕戦を白星で飾った。七回を無失点に抑えた3番手・岩崎が移籍後初勝利となった。 1-1と緊迫の展開。3番手でマウンドに上がった岩崎は連打で1死一、二塁とピンチを背負ったが…

 「中日3-2巨人」(1日、バンテリンドーム)

 中日が競り勝ち、ホーム開幕戦を白星で飾った。七回を無失点に抑えた3番手・岩崎が移籍後初勝利となった。

 1-1と緊迫の展開。3番手でマウンドに上がった岩崎は連打で1死一、二塁とピンチを背負ったが、中山と門脇を抑え、無失点でしのいだ。その裏、味方が勝ち越し、勝利投手となった。

 試合後、岩崎はウイニングボールを井上監督に渡そうとしたが、指揮官は固辞。ソフトバンク時代の21年以来4年ぶり勝ち投手の岩崎に譲り、背中を押した。

 ヒーローインタビューで岩崎は「木下のリードのおかげ、何かおごりたいと思います」と、隣の女房役に笑顔で視線を送った。右肘の故障、手術を経てのお立ち台。苦しい時期を乗り越えての勝利に「4年前にドラゴンズ来て、本当に何もできていないので…。嬉しく思います」と涙がこぼれると、本拠地から大歓声が注がれた。