「阪神1-7DeNA」(1日、京セラドーム大阪) 阪神がDeNAに逆転負けを喫し、前カードの広島戦から連敗。ホーム開幕戦で競り負けた。 試合は二回、阪神が先制した。先頭の森下が右中間を破る二塁打でチャンスメーク。2死後、木浪がしぶとく三遊…

 「阪神1-7DeNA」(1日、京セラドーム大阪)

 阪神がDeNAに逆転負けを喫し、前カードの広島戦から連敗。ホーム開幕戦で競り負けた。

 試合は二回、阪神が先制した。先頭の森下が右中間を破る二塁打でチャンスメーク。2死後、木浪がしぶとく三遊間を破り、二走・森下が一気に先制のホームを踏んだ。

 「打ったのはカーブ。先制点を取って才木を楽にしてやりたかった場面で、結果が出て良かったです。2ストライクだったので、コンパクトに打つことを意識しました」

 だが、直後の三回、先発の才木が牧に左越え同点ソロを被弾。それでも四回は打者3人、五回は3者連続三振に抑えたが、疲れが見え始めた六回に崩れた。

 1死から安打2本と四球で満塁のピンチを招くと、佐野、山本に連続タイムリーを浴びた。さらに続く満塁で森敬には、フルカウントから押し出し四球を与え、この回3失点。マウンド上でしゃがみ込んで悔しがった。

 才木が押し出し四球を与えるのは実に7年ぶりでプロ3度目。過去2度は初先発だった18年5月20日・中日戦の初回、18年8月15日・広島戦の四回だった。ジャクソンを見逃し三振に仕留めたが、続く2死満塁でベンチから藤川監督が出て交代を告げた。ベンチではタオルで顔を覆って悔しさを露わにし、その瞳は潤んでいた。

 打線は三回以降、ジャクソンの前になかなかチャンスを作ることができなかった。佐藤輝は三回、1死一、三塁の好機で空振り三振。3点を追う七回には無死一、二塁で打席が巡ったが遊飛に倒れた。開幕戦の1打席目で本塁打を打って以降、これで15打席連続無安打、10三振と、なかなか復調の気配が見えない。