「RIZIN.50」(30日、あなぶきアリーナ香川) 71キロ契約MMAマッチが行われ、愛媛県出身でレスリング元日本代表の泉武志(35)が、元UFC戦士のスパイク・カーライル(31)=米国=に3-0で判定勝ちした。前日計量でカーライルが2…

 「RIZIN.50」(30日、あなぶきアリーナ香川)

 71キロ契約MMAマッチが行われ、愛媛県出身でレスリング元日本代表の泉武志(35)が、元UFC戦士のスパイク・カーライル(31)=米国=に3-0で判定勝ちした。前日計量でカーライルが2キロ体重超過となったため、泉が勝った場合のみ公式記録となり、負けるか引き分けた場合はノーコンテストという特別ルールで実施。さらに、カーライルには試合開始前から減点(0・5キロ以上の超過のためレッドカード=50%減)が科されていたが、優勢に戦い抜いて勝利をつかんだ。

 地元四国での初開催で、デビュー戦以来のRIZIN参戦となった泉は、レスリング時代の後輩である太田忍や日下尚も観戦する前で殊勲の勝利を挙げた。

 1回、左フックを被弾した泉は尻もちをついたが、すぐに立て直して追撃は回避。スタンドで応戦すると、テイクダウンを奪ってからは肩固め、さらにがぶりからのアナコンダチョークとフィニッシュを狙ったが、取り切れなかった。3回はテイクダウンを取られてチョークに捕らえられるピンチもあったが一本は許さず、組み勝負でも負けずに防ぎきった。