【MLB】ドジャース 0-16 カブス(4月12日・日本時間13日/ロサンゼルス)    【映像】大谷、スタジアム騒然の第4号2ラン同点アーチ ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でカブス戦に先発出場。初回にヒットを放つと直後に盗塁をマ…

【MLB】ドジャース 0-16 カブス(4月12日・日本時間13日/ロサンゼルス)    

【映像】大谷、スタジアム騒然の第4号2ラン同点アーチ

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でカブス戦に先発出場。初回にヒットを放つと直後に盗塁をマークした。この日は、佐々木朗希が今季4度目の先発で自己最長の5回まで投げ、打者21人に81球、4安打、1失点、3奪三振と好投するも、後続がつかまり0-16と大敗。今季初の完封負けでかつ、本拠地ドジャー・スタジアムでは8試合目にして初黒星となった。

 大谷と鈴木誠也、注目の日本人対決の第2戦目。前日の第1戦はノーヒットに終わり、歴代日本人最多出塁記録が「14」でストップした大谷。この日は初回から快音を響かせた。

 1回裏の第1打席は、カブスの先発ベン・ブラウンと対戦。ストレートとナックルカーブを織り交ぜる投球を前にカウント2-2となると、5球目、95.9マイル(約154.3キロ)のストレートをライト前に弾き返し、バットを折られながらも押し負けないパワーを示した。さらに、フレディ・フリーマンの打席で2盗を決め、これで今季4つ目を記録した。

 続く6回裏の第3打席はブラウンと三度目の対戦。カウント2-1からの4球目、93.8マイル(150.9キロ)のストレートを捉えた当たりはライトポール際へ一直線に向かったが、惜しくも外れてファール。さらに続く5球目、86.6マイル(139.3キロ)のナックルカーブを捉えた打球も大きな当たりとなったものの、ライトフライに打ち取られた。

 試合は先発・佐々木がMLBで4度目となるマウンドに登った。初回を三者凡退としたものの、2回には先頭打者マイケル・ブッシュに、佐々木自身MLB初の被本塁打となるソロホームランで失点。しかしその後は立ち直ってこの回を切り抜けた。3回は1死満塁のピンチで鈴木をセカンドライナーで打ち取ると、続くブッシュのホームラン球の当たりはセンターのアンディ・パヘスがスーパーキャッチ。味方のファインプレーに救われ、この回を無失点で抑えた。

 その後、4回を三者凡退、5回は連続安打を許しながらも無失点。MLB挑戦後、最長となる5回を投げ抜き、ゲームをつくってこのイニングでマウンドを降りた。

 しかし、ドジャースは6回、佐々木の後を継いだベン・カスペリアスがつかまる。昨季までドジャースでプレーしたジャスティン・ターナーにタイムリーを許すと、7回にはカーソン・ケリーに一発を浴び、さらにピンチを招き、タイムリーなどで0-7と一気にリードを広げられた。

 8回には三番手ルイス・ガルシアも打ち込まれて0-11となると、ピッチャーは“敗戦処理”で野手のミゲル・ロハスが登板。9回に5点を加えられ、0-16で終了となった。

 なお、鈴木は手首の違和感のために2打席で交代し、大谷も3打席で交代。ドジャースは今季初の完封負けを喫すると共に、本拠地ドジャー・スタジアムで7連勝を飾ってきたところから一転、初の黒星が衝撃の結果となった。

(ABEMA『SPORTSチャンネル』)