全日本柔道連盟は6日、福岡市内で強化委員会を開き、6月の世界選手権(ブダペスト)の男女日本代表を決めた。 男子では、60キロ級に永山竜樹(パーク24)、66キロ級に阿部一二三と武岡毅(ともにパーク24)、73キロ級に石原樹(JESエレベー…

 全日本柔道連盟は6日、福岡市内で強化委員会を開き、6月の世界選手権(ブダペスト)の男女日本代表を決めた。

 男子では、60キロ級に永山竜樹(パーク24)、66キロ級に阿部一二三と武岡毅(ともにパーク24)、73キロ級に石原樹(JESエレベーター)、81キロ級に永瀬貴規(旭化成)、90キロ級に村尾三四郎(JESエレベーター)と田嶋剛希(パーク24)、同100キロ級に新井道大(東海大)、同100キロ超級に太田彪雅(旭化成)が選ばれた。

 女子個人戦では、48キロ級に古賀若菜(JR東日本)、52キロ級に阿部詩(パーク24)と大森生純(JR東日本)、57キロ級に玉置桃(三井住友海上火災保険)、63キロ級に嘉重春樺(ブイ・テクノロジー)、70キロ級に田中志歩(JR東日本)、78キロ級に池田紅(コマツ)、78キロ超級に新井万央(日体大)と高橋瑠璃(SBC湘南美容クリニック)が選出された。

 永瀬は全日本選抜体重別選手権でまさかの初戦敗退を喫したが、五輪2連覇などこれまでの成績が評価されて選ばれた。パリ五輪女子48キロ級金メダルの角田夏実(SBC湘南美容クリニック)は、大会前に所属先から連絡があり、代表選考外となった。女子の塚田真希監督は「『世界選手権(出場の)の意向がない』と連絡を頂いた」と説明した。

 鈴木桂治監督「ポイントでは五輪に直接結びつくことはないが、五輪の代表選考にはなる。どういった成績、戦い方をしてくれるのかは期待している」と話し、塚田監督は「ここからがスタートになる。選手とともに気を引き締めて進んでいきたい」と覚悟を語った。

 また団体戦代表として男子73キロ級に田中裕大(パーク24)、同90キロ超級に中野寛太(旭化成)、女子57キロ級に渕田萌生(自衛隊)、同70キロ級に本田万結(東海大)が選ばれた。