「フィリーズ-ドジャース」(5日、フィラデルフィア) ドジャースの佐々木朗希投手がメジャー3度目の登板で初回に先制点を許した。 1番シュワーバーにフルカウントから156キロ直球をゴロ打球で一、二塁間を破る右前打。続くターナーには初球、甘く…

 「フィリーズ-ドジャース」(5日、フィラデルフィア)

 ドジャースの佐々木朗希投手がメジャー3度目の登板で初回に先制点を許した。

 1番シュワーバーにフルカウントから156キロ直球をゴロ打球で一、二塁間を破る右前打。続くターナーには初球、甘く入った156キロ直球を鋭くライト前へはじき返され、無死一、三塁。3番ハーパーの打席で二盗を許し、ピンチを拡大させる。ハーパーには4球連続スプリットを投じて空振り三振に仕留めたが、4番ボームの二ゴロの間に三塁走者を生還させて1点を失った。なおも2死三塁の場面は3ボールと制球が乱れたが、カウント3-1から外角低め155キロ直球で二ゴロに仕留め、最少失点に抑えた。

 ドジャースの打線は初回に大谷が空振り三振を喫するなど、無得点に終わったが、二回2死二塁の場面でK・ヘルナンデスが3号2ランで逆転に成功した。

 佐々木は初登板となった3月19日の東京ドームでのカブス戦は3回1安打1失点。初回に最速161・7キロの直球とスプリットで三者凡退の完璧スタートを切ったが、二回以降に5四球を記録し、課題を残す登板となった。前回、3月29日のタイガース戦は二回途中3安打2失点。初回から制球が安定せず、4四球を与えて走者を背負う苦しい投球が続いた。最速は155・9キロにとどまり、球速にも不安を残した。