「巨人３－４阪神」（５日、東京ドーム） 一丸となってつかんだ連勝が、阪神・藤川球児監督（４４）にとって何よりも誇らしかった。佐藤輝の２発をたたえながらも、躍動した選手全員をヒーローに認定。「彼だけではなくて全てのいろんな要素がかみ合って、…
「巨人３－４阪神」（５日、東京ドーム）
一丸となってつかんだ連勝が、阪神・藤川球児監督（４４）にとって何よりも誇らしかった。佐藤輝の２発をたたえながらも、躍動した選手全員をヒーローに認定。「彼だけではなくて全てのいろんな要素がかみ合って、ああいうものが生まれますから。チーム全体でまた勝てたと思います」。昨季は敵地での「伝統の一戦」で勝ち越しは一度もなかったが、今季初対戦で成し遂げて充実感をにじませた。
先発初勝利の富田には「四回の途中で１球、いいボールが決まってそこから安定感が出ましたからね。新たなところが少し見えた気がします」と評価。「彼のプロ野球人生のいい一日で、新しいスタート」と賛辞を向けた。ゲラを欠くとはいえ、「いい投手たちですから、大丈夫です」とリリーフが盤石だからこそ、六回から継投策に入ったことを強調した。
再び貯金生活に突入。それでも油断することはない。「一日一日、デイ・バイ・デイですから。チームを作り上げてるまだ途中ですから。いいときもあれば、悪いときもある。人生と一緒ですね」。勝ってかぶとの緒を締め直し、同一カード３連勝を狙う。
