◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 初日(2日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6765yd(パー72)前半8番(パー3)終了時点で4アップまでリードを広げた試合が、最終18番まで…

◇米国女子◇Tモバイル マッチプレー presented by MGM Rewards 初日(2日)◇シャドークリークGC (ネバダ州)◇6765yd(パー72)
前半8番(パー3)終了時点で4アップまでリードを広げた試合が、最終18番までもつれて1アップでの辛勝。最後は相手がパーパットを外しての白星だった。それでも、古江彩佳は「勝ち点が一番大事。勝って終われて良かったです、とりあえずは」と言った。
オーストン・キムとの対戦は前半と後半で全く違う展開になった。奥ピンまで突っ込んだアイアンショットでバーディを奪った8番までは一方的だったが、キムが2オンに成功した9番(パー5)で初めてホールを奪われてから流れが変わった。
ドローヒッターの古江にとってはしのぐホールになりがちの右ドッグレッグで、飛距離も出るキムのフェードボールが威力を発揮。「最後の方はずっと押されっぱなしだった」と言ったように、引き分けたホールも内容は自分の方が苦しいと感じていた。
だからこそ、14番のパーセーブに胸を張る。セカンドを左奥にこぼし、3mほど残ったパーパットを決め切って耐えた。キムがバーディを決めた17番(パー3)で1アップまでリードを削られても、負けはない状況で最終ホールを迎えることができた。

2022、23年大会で準優勝したフォーマットが2年ぶりに復活。通算12勝(1分2敗)はフィールド最多で、決勝戦以外で負けたことがない(レオナ・マグワイア、パジャレー・アナナルカルン、セリーヌ・ブティエの8勝が2番目)。グループステージ2日目はステファニー・キリアコウ(オーストラリア)と対戦。昨年メジャー初制覇を遂げた「アムンディ エビアン選手権」で、最後までタイトルを争った相手だ。
「飛距離も出て、ホントにうまい選手。メンタル面で負けないように、しっかり自分が安定したプレーで(攻めるところは)攻めて、しっかりパーセーブもしていければ」。得意の土俵でリベンジを許すつもりはない。(ネバダ州ラスベガス/亀山泰宏)