公式戦2試合は悔しい結果となった佐々木 ドジャースに加入した佐々木朗希投手は、3月29日(日本時間30日)に本拠地で行われたタイガース戦に先発登板も、1回2/3を3安打2失点で降板。東京でのデビュー戦に続いて制球に苦しんでおり、米国で実力に…

公式戦2試合は悔しい結果となった佐々木

 ドジャースに加入した佐々木朗希投手は、3月29日(日本時間30日)に本拠地で行われたタイガース戦に先発登板も、1回2/3を3安打2失点で降板。東京でのデビュー戦に続いて制球に苦しんでおり、米国で実力に対して懐疑的な声も聞かれるようになった。米専門誌の元記者は、昨季1年目から活躍を見せた山本由伸投手との“違い”を指摘している。

 米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」の元記者カイル・グレイサー氏が、米ポッドキャスト「ドジャース・テリトリー」に出演。佐々木については「彼はまだ投手として成長している最中で、彼のピークはこれから先のことです」と、長い目で見守るべきだと主張した。

「ササキは爆発的な球を投げますが、日本ではマウンド上でプレーした時間が多くあったわけではないですし、怪我で離脱した時間もそれなりにあり、1シーズンで130投球回より多く投げたことはない。それをみんな覚えておかなきゃダメです」

 佐々木はロッテ1年目は体作りに専念し、2021年にデビュー。完全試合を達成するなど、マウンドにあがっては圧倒的な投球を披露したが、怪我などもあって1年間ローテーションで回ったシーズンは1度もなかった。

 グレイサー氏は「ヨシノブ・ヤマモトのように、こちらに来る前に沢村賞を複数回獲ってはいないのです。非常に、非常に才能に溢れた選手ですが、未完成品なのです。変化球の制球に苦しむこともあるでしょう。登板するたびに6~7回を(一貫して)変わらずに投げられるような段階に達しなければならないのです」とコメント。まだまだ成長段階だとし、今後の活躍に期待した。(Full-Count編集部)