◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2日目(29日)◇UMKCC (宮崎)◇6538yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆3804人)ルーキーの青木香奈子が地元・宮崎で薄氷を踏む予選通過を果たした。イーブン…

青木香奈子はカットライン上で決勝ラウンドに進んだ

◇国内女子◇アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2日目(29日)◇UMKCC (宮崎)◇6538yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆3804人)

ルーキーの青木香奈子が地元・宮崎で薄氷を踏む予選通過を果たした。イーブンパー35位から3バーディを奪った後、4ボギーの後退で「73」。カットライン上の通算1オーバー49位で、前週のデビュー戦「Vポイント×SMBCレディス」に続き日曜日を戦う。

パー以下でなければ決勝ラウンドに残れなかった最終18番(パー5)。第3打で青木は、奥に立つピンの根元に視線をやった。今月上旬、ツアー4勝の男子プロ・堀川未来夢とともにした練習ラウンドが頭に浮かぶ。「『パーを取りに行くゴルフが一番難しい』と言ってくださって、その教えを守って(バーディを)狙いに行った」。ロングパットを残す安全策は捨て、アグレッシブに攻める。ボールはピンそば4mに付き、パーセーブはほぼ確実にした。

前半にスコアを伸ばしたが…

バーディパットを外した後の70㎝の返しまで「手汗がにじんだ」という。昨年、6回目の挑戦で合格したプロテストばりの緊張感に包まれたのも、懐かしい応援の声が響く地元大会ならではだった。

たくさんの地元のギャラリーから応援された

ルーキーイヤーを迎えるにあたり、今年の初めにメンタルトレーナーにも師事。「さらに上を目指すには必要だなと思った」。眠りにつく前に瞑想で精神状態を整えて翌朝のラウンドに臨んでいる。「先生のおかげでコントロールができて予選を通れているなと思う」と、こちらにも感謝。「あしたもバーディを狙いに行く努力をしたい」と力を込めた。(宮崎市/桂川洋一)