「広島2-3阪神」(29日、マツダスタジアム) 広島が開幕2連敗を喫し、新井監督就任後は3年連続の開幕カード負け越しが決まった。 先発・床田は7回7安打3失点。1点を先制した直後の五回2死二塁から木浪に中前適時打を浴び、同点。1点リードの…

 「広島2-3阪神」(29日、マツダスタジアム)

 広島が開幕2連敗を喫し、新井監督就任後は3年連続の開幕カード負け越しが決まった。

 先発・床田は7回7安打3失点。1点を先制した直後の五回2死二塁から木浪に中前適時打を浴び、同点。1点リードの六回は森下に1ボールから左越えへの逆転2ランを浴びて、今季初黒星を喫した。

 打線は両助っ人が来日初打点を挙げた。四回1死一、三塁でファビアンの併殺崩れ間に先制。同点の五回は2死満塁でモンテロが勝ち越しとなる押し出し四球を選んだ。なおも2死満塁で秋山が及川の前に見逃し三振。1点を追う七回は2死一、二塁と一打逆転の場面でモンテロが空振り三振に斬られた。試合後の新井貴浩監督(48)の一問一答は以下の通り。

 -床田について。

 「よく投げたと思う。(一発は)インサイドの真っすぐが甘く入ったのかな。そこをトコだけじゃなく、(捕手の)石原がどう感じるかだね。1ボールから一発のあるバッターに。甘く入ったとはいえ、トコだけじゃなく、石原もまた勉強して次につなげてもらいたいなと。トコは次も期待しているし、石原もそこは経験して成長してもらいたいなと思います」

 -開幕戦で完封負けの打線は9安打。

 「きのうは全体的に開幕ということもあって見ていて硬さ、力みを感じたけど、今日はだいぶリラックスして打席に入れていたんじゃないかな」

 -外国人選手に、来日初打点がついた。

 「本人たちも、打点がつくことはうれしいと思う。2人ともなかなかしぶい打点の挙げ方だったけどね。いいんじゃないかな。どんどん打席に立って対応していってもらいたいと思います」

 -2戦連続で1番起用の二俣が猛打賞。

 「元々、真っすぐに強いからね。きのうは力みがあってヒットはなかったけど今日は3本。本人もホッとしたと思うし、またどんどん打ってもらいたい」

 -阪神先発は前日の右腕から今日の左腕と同じ打順で臨んだ。今後もこの形でいくか。

 「この形というかまだ開幕して2試合だから。こういう形でいくけど、まだ決まっていないよ。まだ変化は出てくると思う」