堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第9回スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、堤アナの2021年の抱負を語ってもらいつつ、昨年末の有馬記念についても振…
堤 礼実連載:『華麗なるウマ話』第9回
スポルティーバとフジテレビの競馬中継番組『みんなのKEIBA』とのコラボ企画、堤礼実アナウンサーの連載『華麗なるウマ話』。今回は、堤アナの2021年の抱負を語ってもらいつつ、昨年末の有馬記念についても振り返ってもらった――。
みなさん、年末年始はどんなふうに過ごしていましたか。
私は、まさに巣ごもり。仕事以外、ずっと家に閉じこもっていました。
前回の連載でお話しさせていただきましたが、お正月は毎年、祖母の家で過ごすのが堤家の恒例でした。しかし、新型コロナウイルスの感染が拡大しているなか、祖母の意向も聞いて、今年は静かに自宅で過ごすことにしました。
少し寂しい気持ちもありましたが、家族だけで自宅で過ごすお正月というのも新鮮でしたね。
我が家は、わりと日本の伝統行事を大切にするほうで、年越しそばに始まり、おせちやお雑煮、七草がゆも食べました。おせち料理やお餅を食べることで、お正月を感じることができるように思います。
新しい年を迎えて改めて思ったことは、こういうご時世ですから、やはり健康第一。自分のためにも、周りの人のためにも、まずは健康でいることが大事だと思いました。
そういう意味でも、今年は新たな試みとして、もっと体を動かしたいですね。というよりも、最近体がなまっていることを感じているので、運動を「したい」ではなく、「しなければいけない」と思っています。
日々の通勤の際にも、電車に乗るために駅まで小走りしただけで、「もう倒れるんじゃない?」と思うくらい息が切れてしまって......(笑)。我ながら「さすがにこれは酷いな」と、自らの衰えを痛感しています。
運動と言っても、筋トレなど家でできることがたくさんありますよね。実はそのための用具はすでにいくつか持っているのですが、これまでなかなかやる気がおきなくて、やっても三日坊主になってしまって......。でも、新たな年を迎えて、真剣に取り組もうと思っています。せめて、日常生活に支障がないくらいまで、体力を取り戻したい(笑)。今年の目標のひとつです。
さて、今年の競馬の話をする前に、まずは昨年末のGI有馬記念について振り返ってみたいと思います。
有馬記念は一年を締めくくる、いわばお祭り。毎年楽しみなレースのひとつです。
昨年の秋のGIシリーズを振り返ると、ほとんどのレースで1番人気の馬が勝ちました。でも、どちらかと言うと私は、「本当に大丈夫かな?」と、ちょっと不安な気持ちでレースを見ていることが多かったような気がします。
有馬記念でも、クロノジェネシスが1番人気に推されましたが、私は「どうなんだろうか?」という思いのほうが強かったですね。でも、終わってみれば、クロノジェネシスが春秋グランプリ制覇! 1番人気の馬を疑ってばかりいたことを、改めて反省しました(苦笑)。
個人的に注目していたのは、サラキアでした。この連載でも何度か触れてきましたが、鞍上の松山弘平騎手は昨年ずっと調子がよかったので、有馬記念でも注視していました。そして実際、11番人気のサラキアを2着に導く奮闘ぶり。今年もさらなる飛躍を期待したいですね。
有馬記念当日の『みんなのKEIBA』では、元・プロ野球選手の佐々木主浩さん、山本昌さんがゲストでした。
馬主でもある佐々木さんはもちろん、競馬通で知られるおふたりは、普段から大の仲よし。オンエアー前からそれぞれの予想をぶつけ合っているのを、私は「なるほどな」と思いながら横で聞いていたのですが、まるで少年のようにあれこれ言い合っている姿に、一緒に見ていた細江純子さんは、「おふたりを見ていると、母性をくすぐられる」と言っていました(笑)。
同じ日の「みんなの夢馬券」のコーナーでは、井崎脩五郎先生と細江さんの予想対決も、ついに決着となりました。
昨年は細江さんの的中率の高さが目立っていましたが、有馬記念の一週前に井崎先生が見事に的中して逆転。そのまま豪快な差し切り勝ち(?)を決めました!
1年を通して、見応えのある勝負を楽しく見せていただきました。
それにしても、史上初の牝馬ワンツーとなった有馬記念に象徴されるように、昨年は牝馬が強かった年。そして、史上初の記録がいくつも生まれた年でした。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、競馬界も無観客開催などイレギュラーな対応を迫られることが多かったにもかかわらず、競馬に関わるみなさんの努力と、いろいろな偶然が重なって、記録づくしの1年になったのかな。そんなことを感じています。
2021年も、アーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトのような"スーパーホース"が現れてくれたらうれしいのですが、そんなに甘い世界ではないですよね。それでもまた、新たな馬たちが躍動し、昨年活躍した馬たちも違うステージでパワーアップした姿を見せてくれると思っています。
今年もどんな素敵なレースを見られるのかと、今からすごくワクワクしています。
私自身、今年も『みんなのKEIBA』を通じて、もっともっと競馬の面白さや奥深さを知っていきたいですし、少しでも競馬に興味を持ってくださった方々に、その魅力を伝えられたらいいなと思っています。
Profile
堤 礼実(つつみ・れいみ)
2016年フジテレビ入社。
1993年11月23日生まれ、米国カリフォルニア州サンノゼ出身。
血液型:O型。趣味:ミュージカル鑑賞、ダンス。
好きなもの:東宝ミュージカル、宝塚歌劇、ハプスブルク家、
パクチー、チーズ。
モットー:「一瞬一瞬を大切に」「意志のあるところに道はある」
『みんなのKEIBA』(毎週日曜・午後3時00分~)
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