「レイニアーズ1-4スペースカウボーイズ」(22日、タコマ) マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が3番手で六回途中から登板し、3者連続を含む4四球、3暴投、3失点で1死しか奪うことができずに降板した。24球のうちストラ…
「レイニアーズ1-4スペースカウボーイズ」(22日、タコマ)
マリナーズ傘下3Aタコマ・レイニアーズの藤浪晋太郎投手が3番手で六回途中から登板し、3者連続を含む4四球、3暴投、3失点で1死しか奪うことができずに降板した。24球のうちストライクはわずか6球。課題の制球難をあらためて露呈する結果となった。防御率は13・50。
地元ファンの歓声を受けて0-0の六回1死三塁の場面からマウンドに立った藤浪。今季8登板目にして初のイニング途中の登板だったが、先頭の1番ショートをストレートの四球で歩かせると、次打者への2球目スプリットがワンバウンド暴投になり、先制点を許す。フルカウントから2つ目の四球を与えると、3人目にもフルカウントから四球。1死満塁のピンチに陥った。
踏ん張りどころ。後続を抑えて最少失点で切り抜けたいところだったが、4番、右打ちのプライスへの初球、直球が内角高めに抜けて暴投となり、追加点を許す。1死二、三塁。2球目のスイーパーも暴投となって3点目。2ボールから中犠飛で4点目を献上し、自身に3失点がついた。最後は5人目に4球連続ボールで歩かせたところで降板を告げられた。
本拠地のスタンドから落胆と不満の声。ねぎらいの拍手を受けた藤浪はうつむき、重い足取りでベンチへ引き揚げた。今季初黒星を喫した18日の登板から中3日のマウンドは苦い結果となった。