「Wリーグ・プレーオフ決勝・第5戦、富士通75-60デンソー」(14日、武蔵の森総合スポーツプラザ) 富士通が2季連続3度目の優勝を果たした。昨年と同じ相手、初優勝を狙ったデンソーと2勝2敗のタイで迎えた最終戦を75-60で制した。 第1…

 「Wリーグ・プレーオフ決勝・第5戦、富士通75-60デンソー」(14日、武蔵の森総合スポーツプラザ)

 富士通が2季連続3度目の優勝を果たした。昨年と同じ相手、初優勝を狙ったデンソーと2勝2敗のタイで迎えた最終戦を75-60で制した。

 第1クォーターはデンソーが馬瓜の3ポイントシュートなどで7-4と先制したが、富士通の町田が3ポイント、スティールからのシュートと立て続けに5点を奪取し逆転。富士通が引き離しにかかったが、終盤にデンソーは木村、高田がファウルでフリースローを獲得し、赤穂ひまわりの3ポイントで粘った。富士通が20-18と接戦で終えた。

 第2クォーターは早々にデンソーの馬瓜が3つ目のファウルを犯しコートから下がると、富士通の赤木の3ポイント、宮澤のシュートで引き離す。デンソーはたまらず馬瓜をコートに戻すも流れは変わらず。富士通が38-27とリードを広げて前半を終えた。

 第3クオーターはデンソー馬瓜のフリースローで先取するが、富士通の赤木、宮澤の3ポイントが続けて決まる。デンソーも3ポイントで対抗するも入らず、残り4分で36-54と大きくリードを許した。ここでデンソーは馬瓜、高田とインサイドで攻め、木村と川合の3ポイントが入り50-58と追い上げた。

 第4クォーターは、互いにシュートを落とす重い展開の中、デンソーの馬瓜がフリースローを決めて52-58と先制。

 しかし、富士通は町田のシュート、宮下の3ポイントで63-52と押し返した。すかさずタイムアウトを選択したデンソーは、3ポイント狙いに切り替えるも決まらず失速。以降は富士通が着実に時間を使い、点差を守った。