バドミントン女子で、昨夏のパリ五輪女子ダブルス銅メダルの志田千陽(再春館製薬所)が14日、銀メダルを獲得したアジア選手権(中国・寧波市)から成田空港に帰国し、中国で起こっていたストーカー被害について言及した。 現地では1年半ほど熱狂的なフ…
バドミントン女子で、昨夏のパリ五輪女子ダブルス銅メダルの志田千陽(再春館製薬所)が14日、銀メダルを獲得したアジア選手権(中国・寧波市)から成田空港に帰国し、中国で起こっていたストーカー被害について言及した。
現地では1年半ほど熱狂的なファンによるストーカー行為が続いており、今大会では試合会場だけでなく、ホテルの中までつきまとわれたという。どんどんエスカレートするストーカー行為に身の危険を感じたため、大会直前に自身のSNSを更新して注意喚起。「プライベートでもリラックスできない状態が長く続いていて、こういう形を取らせてもらった」と説明した。
発信後はファンの理解とともに、警備が付いて試合に集中することができた。志田は「ホテルでも自分たちの部屋まで警備の方がついて来てくださった。自分たちはあまり外に出ないようにはしていた。サポートしてくれたのはありがたかった」と感謝した。
銅メダルを獲得したパリ五輪で一躍ブレークし、インスタグラムのフォロワーはすでに100万人を超える志田。「応援の気持ちが強すぎて、そうなってしまうっていうのは理解もあるし、うれしい部分でもあるけど、やっぱり自分たちもアスリートとしてコートに立っている。プライベートの部分ではなく、体育館でのプレー、プレーヤーとしての姿を応援してくれたらうれしい」と呼びかけた。