2打席連続でジャッジの頭上を越える本塁打【MLB】ジャイアンツ 5ー4 ヤンキース(日本時間14日・ニューヨーク) メジャー2年目の“韓国のイチロー”が、昨年の無念を払拭する躍動を見せている。ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手が13日(日本時…

2打席連続でジャッジの頭上を越える本塁打

【MLB】ジャイアンツ 5ー4 ヤンキース(日本時間14日・ニューヨーク)

 メジャー2年目の“韓国のイチロー”が、昨年の無念を払拭する躍動を見せている。ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手が13日(日本時間14日)、敵地でのヤンキース戦で2打席連続の本塁打を放った。SNSでは「本物だったか」「なんか覚醒してません……?」と本領発揮に驚く声が相次いでいる。

 3点を追う4回に左腕カルロス・ロドン投手から反撃の狼煙を上げる2号ソロ。さらに2点を追う6回には1死一、二塁から2打席連続となる逆転の3号3ランを叩き込んだ。いずれも相手の主砲アーロン・ジャッジ外野手の頭上を越える一打で、敵地の観客に強烈なインパクトを与えた。

 この一打が決勝点となり、チームは勝利。自身もここまで14試合で打率.352と好調を見せる。SNSでも「やるやん!」「イ・ジョンフまじでやばいな」「去年が悔しい結果だっただけに、これは嬉しい」「普通にメジャーに適応してるじゃん」「流石KBOの最高傑作」と称賛の声が相次ぐ。

 父の李鍾範(イ・ジョンボム)氏が中日でプレーしていた1998年に名古屋で生まれた。韓国では2021年に打率.360、2022年は打率.349で2年連続の首位打者に輝いた逸材。2023年オフに6年1億1300万ドル(約162億6300万円)の契約で移籍。しかし昨季は5月13日(同14日)のレッズ戦で守備中に外野フェンスに激突。左肩を脱臼して離脱し、わずか37試合の出場で打率.262に終わっていただけに、今季は悔しさを払拭する年となるか。(Full-Count編集部)