【明治安田J1リーグ】セレッソ大阪 1-0 鹿島アントラーズ(4月12日/ヨドコウ桜スタジアム)【映像】鈴木vs西尾、突き飛ばし→大口論の一部始終 鹿島アントラーズのFW鈴木優麿がFWレオ・セアラを起点に始まった揉め事に参加し、C大阪のDF…

【明治安田J1リーグ】セレッソ大阪 1-0 鹿島アントラーズ(4月12日/ヨドコウ桜スタジアム)

【映像】鈴木vs西尾、突き飛ばし→大口論の一部始終

 鹿島アントラーズのFW鈴木優麿がFWレオ・セアラを起点に始まった揉め事に参加し、C大阪のDF西尾隆矢を突き飛ばしてエキサイト。背番号40の激怒ぶりがSNSで話題になっている。

 鹿島はJ1リーグ第10節でセレッソ大阪と対戦。公式戦3連敗と嫌な流れを断ち切るべく必死に戦ったが、後半アディショナルタイムに失点して4連敗となった。この悔しさが残る結果に終わった試合では、スタジアムが騒然とする一幕もあった。

 ゴールレスで迎えた45+3分、鈴木が激昂する。しかし、きっかけは自分自身ではなかった……。2トップを組む相棒レオ・セアラが、後方からのロングボールをC大阪のDF進藤亮佑と競り合った際、ボールをヘディングしようとするのではなく進藤の身体に激突したのだ。

 レオ・セアラはボールではなく進藤を見ながら身体を寄せたため、当然ながらファウルの判定が下された。すると、この接触を目の前で見ていたC大阪のDF西尾が、昨季までチームメイトだったレオ・セアラの身体を押して抗議。ここから両者は一気にヒートアップして睨み合いとなった。

 それを見た鈴木は全力スプリントでその場へ。両者の間に入って仲裁役を買って出たのかと思いきや、レオ・セアラに異議を唱えていた西尾を突き飛ばす。この振る舞いにC大阪サポーターからのブーイングが飛び交う中、背番号40は激しい身振り手振りで、進藤や西尾と舌戦を繰り広げる。主審が間に入ってなだめようとしていたが、鈴木の怒りはなかなか収まらなかった。

 解説の橋本英郎氏は「もうレオ・セアラ選手はその場にいないですね。(レオ・セアラが進藤の)身体に当てに行っていて、それを進藤選手もわかっていてブロックしていますし。(鈴木は)少しまだエキサイトしていますけど」とコメントした。

 なかなか怒りが収まらない鈴木の姿には、サッカーファンたちも注目。SNSでは「鈴木優磨はなんでキレてんの」「レオセアラが悪いし、優磨がこんなに切れるの意味わからん」「またばあちゃんに怒られるで」「優磨その抗議いらんから」「こっちがファウルされてるのにブチギレる鈴木優磨わけわからん」「西尾くんはレオに突っかかっていったんです。うちの進藤になにするねん!って感じで。お互い仲間を思ってのことでしたね。その時はブーイングしましたけど」「レオセと進藤がやり合って優磨と西尾が一触即発になるのなんなのw」など様々な意見が出ていた。

 ただ、両者は後半開始直後に鈴木が握手を求めると西尾が応じ、さらに軽くハグ。さらに、C大阪公式サイトによれば試合後に西尾は、「サッカーをやっている以上、試合では起こることなので。試合後は挨拶してもらいましたし、鈴木優磨選手も優しい方なので。試合中はあのような感じですが、逆にいいなと思っています。鈴木優磨選手のブレないスタイルは見習うところもありますし、リスペクトしているからこそ、今日、無失点で終えられたことは良かったです」とコメント。遺恨がないことを強調している。

(ABEMA de DAZN/明治安田J1リーグ)