【セリエA】パルマ 1-0 ユヴェントス(日本時間4月24日/エンニオ・タルディーニ)【映像】「70mザイオン砲」がCK獲得に繋がった瞬間 日本代表GK・鈴木彩艶のロングフィードをキッカケにパルマがコーナーキックを獲得。チャンスを広げる70…
【セリエA】パルマ 1-0 ユヴェントス(日本時間4月24日/エンニオ・タルディーニ)
日本代表GK・鈴木彩艶のロングフィードをキッカケにパルマがコーナーキックを獲得。チャンスを広げる70m超えの“ザイオン砲”に解説者やファンが唸っている。
パルマはセリエA第33節でユヴェントスと対戦。45+1分にFWマテオ・ペレグリーノが挙げたゴールを最後まで守り切り、強豪を相手に7試合ぶりの勝利を収めた。完封勝利に貢献した日本代表GKは攻撃面でもチームにプラスアルファをもたらしていた。
例えば、21分のプレーだ。パルマはユヴェントスのオフサイドによって自陣左サイド低い位置からのFKを得る。キッカーを務めたのは鈴木だ。背番号31は前方の状況を確認して助走を開始。5歩目で右足をシャープに振ってボールを蹴った。放たれたボールは中継映像から見切れるほどの高い弾道で、ぐんぐんと飛んでいった。
約70m先の地点でロングボールに反応したのは、パルマのペッレグリーノとユヴェントスのDFピエール・カルル。ペレグリーノはショルダータックルでカルルの体勢を崩してクリアを妨害すると、ボールがバウンドする。これをDFレナト・ヴェイガが処理しようとするも、焦ってGKミケーレ・ディ・グレゴリオへのバックパスがミスに。パルマは鈴木のロングフィードからCKを獲得した。
解説の細江克弥氏は「けっこうな種類のキックを蹴り分けられるのと、60mとかの距離でも重くて速いボールを蹴れる。一発でひっくり返せる。力のないボールを60m蹴るのはこのレベルだと誰でもできますけど、ドスンというボールを蹴れるので、そこは魅力ですよね」と鈴木のキック技術を大絶賛していた。
また、鈴木のキックには、SNS上のファンからも「キックの種類も豊富で見ていて楽しい」「彩艶のキック飛びすぎ上手すぎで最高」「良いキックをお持ちで」「実際に対戦して分かるザイオンのフィード能力」「キックは凄かった。置いて蹴ってもパントキックでも精度変わらん」「ゴールキックが馬鹿みたいに上手い。フィールドプレイヤーよりパワーあるし正確に落とすんじゃないかな」などの反応が出ていた。
攻守に存在感を放って勝利に貢献した鈴木を、現地メディアも高評価。『PARMA live』は「とくに危険なシュートを打たれることはなかったが、あらゆる状況に注意を払っており、必ずセーブする。チームに自信を与えた功績がある」と綴り、『PARMA TODAY』は「足下は正確でほとんど問題ない。集中力があり、ペナルティーエリアの達人だ」と報じている。
ユヴェントスからの大金星で降格圏から6ポイント差の15位まで浮上したパルマは、次節は日本時間4月29日にラツィオと対戦する。
(ABEMA de DAZN/セリエA)