【ラ・リーガ】アラベス 1-0 ソシエダ(日本時間4月24日/メンディソローサ)                                【映像】音速反応→ニア強襲の低弾道シュート ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、…

【ラ・リーガ】アラベス 1-0 ソシエダ(日本時間4月24日/メンディソローサ)                                

【映像】音速反応→ニア強襲の低弾道シュート

 ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が、この日一番の決定機を作り出した。ボックス内で素早くボールをカットして左足を一閃。ファンの期待が高まった瞬間だった。

 ソシエダは日本時間4月24日にラ・リーガ第33節でアラベスと対戦。0-0で迎えた60分に久保がチャンスを創出する。

 左サイドの高い位置に攻め上がったDFセルヒオ・ゴメスがアーリークロスをゴール前に入れる。ボックス内で待ち構えていたFWミケル・オヤルサバルが反応したが、相手にブロックされる形となり、ボールはファーにこぼれた。

 このボールを、まさに音速の勢いで拾ったのが久保だった。同じタイミングでボールを追いかけたアラベスのMFカルロス・マーティンとの競争に勝ってボールを奪うと、2タッチ目で左足を振り抜いた。低弾道で飛んだシュートは惜しくもゴール右に逸れ枠内を捉えることはできなかったが、膠着状態が続く試合のなかで唯一の見せ場ともいえる瞬間となった。

 解説の佐藤勇人氏は「きたかと思いましたけどね。良いところにボールがこぼれてきて…まあシュートコースは消されてましたかね。ファーサイドのところはファン・サンチェスに。なのでニアを狙ったと思うんですけど」と分析、実況の藤田崇寛氏は「今日一番の決定機」と表現した。

 終始低調な試合運びに「チームとしてさっぱり。勝てる気がしない」「地獄のような試合」「周りのレベルが低くてみてられない」と酷評していたファンもこのシュートに反応。「さすが久保」「これは惜しすぎる」「今日イチの見せ場だったな」「今のは決めたかった」と悔しさを滲ませていた。

 久保は65分、アラベスが先制点を決めた直後に交代。ソシエダはその後もゴールを奪えず1-0で敗戦に終わった。
(ABEMA de DAZN/ラ・リーガ)