第85回皐月賞・G1は4月20日、中山競馬場の芝2000メートルで行われる。 主役は無傷3連勝でホープフルSを制したクロワデュノール(牡3歳、栗東・斎藤崇史厩舎、父キタサンブラック)。道中でまくられても動じず、初の中山にも難なく対応して堂…

 第85回皐月賞・G1は4月20日、中山競馬場の芝2000メートルで行われる。

 主役は無傷3連勝でホープフルSを制したクロワデュノール(牡3歳、栗東・斎藤崇史厩舎、父キタサンブラック)。道中でまくられても動じず、初の中山にも難なく対応して堂々とG1初制覇を達成。昨年の最優秀2歳牡馬のタイトルも手にした。その後は予定通りの直行ローテーションで調整を進め、栗東・CWコースでの1週前追い切りは3頭併せで6ハロン81秒1。直線は真ん中から鋭く伸びて10秒9と破格の好時計をマークした。史上22頭目となる無敗の皐月賞馬へ、順調に駒を進めている。

 報知杯弥生賞の勝ち馬ファウストラーゼン(牡3歳、栗東・西村真幸厩舎、父モズアスコット)は皐月賞と同じ舞台で連続好走している魅力がある。

 スプリングSの覇者ピコチャンブラック(牡3歳、美浦・上原佑紀厩舎、父キタサンブラック)に、共同通信杯を制したマスカレードボール(牡3歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ドゥラメンテ)など重賞ウィナーも上位争いに加われる力がある。