◆レスリング JOCジュニアオリンピックカップ ジュニアクイーンズカップ 最終日(13日・東京武道館) U23(23歳以下)62キロ級では、昨夏パリ五輪金メダルの元木咲良(育英大助手)が出場した。エントリーが2人のみだったため、初戦が決勝と…
◆レスリング JOCジュニアオリンピックカップ ジュニアクイーンズカップ 最終日(13日・東京武道館)
U23(23歳以下)62キロ級では、昨夏パリ五輪金メダルの元木咲良(育英大助手)が出場した。エントリーが2人のみだったため、初戦が決勝となったが1分あまりでフォール勝ち。パリ五輪以来の復帰戦を優勝で飾った。
久々の実戦を「ちょっと緊張しました」と振り返った元木。「五輪が終わってから新しいことに挑戦して、自分の技術の幅を増やしたんですけど、でもやっぱり試合になると一番出るのは、いつもやっている得意な技が出ちゃって…。結局試さず終わってしまったんですけど、一応、次回に取っとこうかなって思います」と笑みを浮かべた。
五輪金メダリストの称号を得て「最初は(五輪が)終わってから練習しない期間もあって、後輩にちょっとやられたり、点を取られたりということがあって…。『このまま負けたらどうしよう』と考えることが多かったです」と重圧を背負い込むこともあったが、今は吹っ切れたという。「負けたら負けたで、そこからまたはい上がる姿をいろいろな人に見てもらえばいいかなと思って。一応、五輪の金メダリストではあるんですけど、挑戦者と思って頑張りたいなと思っています」と力を込めた。U23世界選手権(10月・セルビア)の日本代表も内定し、出場する予定だ。