◆レスリング JOCジュニアオリンピックカップ ジュニアクイーンズカップ選手権 最終日(13日・東京武道館) U23(23歳以下)57キロ級では、昨夏パリ五輪女子53キロ級金メダルの藤波朱理(日体大)が出場。57キロ級に変更後初陣となった大…

◆レスリング JOCジュニアオリンピックカップ ジュニアクイーンズカップ選手権 最終日(13日・東京武道館)

 U23(23歳以下)57キロ級では、昨夏パリ五輪女子53キロ級金メダルの藤波朱理(日体大)が出場。57キロ級に変更後初陣となった大会で優勝を飾った。初戦となった準決勝、決勝ともに10―0のテクニカルスペリオリティー勝ち。中学時代の2017年から続く連勝を「141」に伸ばした。

 片足タックルなどで圧倒し、57キロ級で目指す2028年ロサンゼルス五輪での2連覇へ好発進した。「57キロ級のスタートの試合ということで、いい緊張感を持ちながら、パワーや自分の調整の方法であったり、そういうのを確かめるいい大会になったかなと思います」と振り返った。

 連勝街道をひた走る女王は昨夏五輪の金メダルについて「過去のこと。もう次の勝負は始まっているので」ときっぱり。「57キロ級でどういうレスリングができるのか、自分自身に期待していますし、これから53キロ級の自分を超えられるように頑張っていきたいです」と先を見据えた。

 藤波はU23世界選手権(10月・セルビア)の日本代表となり、出場する予定だ。