カナダ・トロントで行われたグランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」にはロコ・ソラーレ(Fujisawa)、北海道銀行(Tabata)、そしてフォルティウス(Yoshimura)の3チームが招待されたが…
カナダ・トロントで行われたグランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」にはロコ・ソラーレ(Fujisawa)、北海道銀行(Tabata)、そしてフォルティウス(Yoshimura)の3チームが招待されたが、プレーオフに進出したのはフォルティウスのみ。そのフォルティウスが準々決勝のチーム・ホーマン(Homan/カナダ)戦でチームの武器であるスイープで強さを示した。
2点リードで迎えた第5エンド、複数点が欲しいホーマンはコーナーガードを置くセットアップで好機を模索する。それに対してフォルティウスはセカンド・小谷優奈の1投目でコーナーガードをかわして相手の石を弾き出すショットを選択した。
コーナーガードに当ててはいけないデリケートな軌道ではあったが、ストーンの曲がり始めをスキップの吉村紗也香は見逃さずに「イエス」(掃け)のコールをかけると近江谷杏菜がフルスイープで石の滑りを伸ばし紙一重でコーナーガードを避け、狙い通りに相手の石をハーフウェイトながらテイクアウトに成功した。
視聴者からは「鬼すい~ぷ」、「絶対当たると思ったわ」、「よくかわしたな」、「スイープ強いなー」、「ぎりうま」などといった感嘆のコメントが集まった。
小谷は2投目もセンターにガードを置く好ショットで相手のチャンスの芽を摘み、結果的にこの試合2度目の「フォース」に貢献した。
試合はフォルティウスがチーム・ホーマンと大接戦を演じ、追い詰める展開に。しかし、4ー4の同点で迎えた最終第8エンドで2点スチールを許し、最後は4―6で敗退する結果となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)