グランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」は、日本勢から唯一、フォルティウス(Yoshimura)がプレーオフに進出。その準々決勝で、スキップ吉村紗也香が第1エンドから魅せた。【映像】カンペキすぎる!針…
グランドスラム オブ カーリングの今季最終戦「プレイヤーズチャンピオンシップ」は、日本勢から唯一、フォルティウス(Yoshimura)がプレーオフに進出。その準々決勝で、スキップ吉村紗也香が第1エンドから魅せた。
後攻を持った世界ツアーランキング1位のチーム・ホーマン(Homan)は序盤から攻撃的なショット構成で複数点を狙える形を作った。
対する先攻のフォルティウスは吉村の2投目の時点でハウス中心に相手の黄石が2つあり、その裏には自軍の赤石がバックガードとして残ってしまっている苦しい状況。ABEMAで解説を務めた市川美余さんも「比較的出しにくいですよね」と指摘したように、ハウス側から見てターゲットの石のの左半分に当てなければ、狙いどおりのダブルテイクアウトとはならない。
しかし、カーリングストーンの半径は約14センチだが、そこをピンポイントで狙う吉村の放ったショットは見事に相手のNo.1ストーンの左側を叩き、その石は想定どおりNo.2ストーンに跳ねてダブルテイクアウトに成功した。
このピンチセーブには視聴者もコメントで「ミラクルショット出た」、「うめえ」、「うおおお!」、「深夜に声出るわ」、「吉村さんにハードテイクのキレが戻ってきた」など反応。吉村も小野寺佳歩、近江谷杏菜らスイーパー陣と笑顔でハイタッチを交わす。結局、このエンドはフォルティウスが先攻で相手に1点を取らせる「フォース」に成功し、まずは上々の立ち上がりを見せることとなった。
試合はフォルティウスがチーム・ホーマンと大接戦を演じ、追い詰める展開に。しかし、4ー4の同点で迎えた最終第8エンドで2点スチールを許し、最後は4―6で敗退する結果となった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)