◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第7節第2日 大阪B3(28―30、25―23、25―22、22―25、15―13)2東レ静岡(13日・パナソニックアリーナ) 首位の大阪Bはホームで8位の東レ静岡と対戦し、3―2で下し、レギュラーシー…

◆バレーボール ▽大同生命SVリーグ 第7節第2日 大阪B3(28―30、25―23、25―22、22―25、15―13)2東レ静岡(13日・パナソニックアリーナ)

 首位の大阪Bはホームで8位の東レ静岡と対戦し、3―2で下し、レギュラーシーズン優勝を決めた。通算成績は大阪Bが37勝7敗、東レ静岡は12勝32敗。

 第1セット(S)は東レ静岡に4連続失点と、立ち上がりに苦しんだ大阪B。6―11からはパリ五輪代表・甲斐優斗が左からスパイクを決め、チームはそこから3連続得点と調子を上げた。パリ五輪代表のエース・西田有志が右サイドから角度あるスパイクを打ち込み、点差を縮めた。11―13では甲斐、西田が連続得点で同点に。16―16では5連続得点とリードを広げたが、追い付かれ、第1Sは接戦に。28―29で最後はミスで得点を許し、1セット目を落とした。

 第2Sは12―8から連続失点で同点に追い付かれた。それでも、西田がブロック2枚の間を抜くスパイクで勢いを付けると、パリ五輪米国代表で銅メダルのジェスキー・トーマスが連続得点でセットを奪った。第3Sも西田、甲斐、トーマスが仕事を果たし、最後は西川馨太郎が決め切り、25―22で先に2セットをとった。

 第4Sは西田が3枚ブロックを交わすなど、プレーで流れを引き寄せた。しかし、何度もブレイクを許し、最後はワンタッチでコート外に落ち、セットを奪われ、2―2。最終Sへもつれ込んだ。15点マッチの最終Sはシーソーゲームに。ミスが続き2点を追う形となったが、西田が右からスパイクで得点。さらにブロックでブレイクし、同点に追い付いた。相手のサーブミスで14点に乗せると、最後は相手のスパイクがラインアウト。15―13で最終Sを勝ち取り、3―2でレギュラーシーズン優勝を決めた。

 チームは2月7日にロラン・ティリ監督が個人的な都合により一時帰国。約2か月にわたり、伊藤健士コーチが監督代行として指揮を執ってきた。12日のティリ監督復帰戦は勝利で飾り、レギュラーシーズン優勝へ王手をかけていた。昨季のVリーグでは、レギュラーラウンド1位通過も、サントリーに敗れ、優勝を逃した。今季はSVリーグ初代王者になるため、チーム一丸で挑む。