◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 2日目(12日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6585yd(パー72)◇晴れ(観衆7203人)ツアー初優勝を目指す19歳のルーキー中村心は第1ラウンドの残り15番から再開した。ティショ…

2打差逆転を目指す中村心

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 2日目(12日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6585yd(パー72)◇晴れ(観衆7203人)

ツアー初優勝を目指す19歳のルーキー中村心は第1ラウンドの残り15番から再開した。ティショットはフェアウェイバンカーに入るも2打目を2mにつけてバーディを奪った。「ショットが良かった。2打目でチャンスにつけることができた」と振り返った。

勢いに乗って第2ラウンドは前半1番(パー5)で190ydから4Uで2オン2パットのバーディ。9番も120ydから9Iで5mにつけてバーディとアウトで4つ伸ばした。「いい流れでバーディがコンスタントに取れた」。第2ラウンドは4バーディ、2ボギーの「70」で回った。

97期生一番乗りなるか

今大会はメジャー「マスターズ」と同週開催。アマチュアだった昨年はマスターズ前週の「オーガスタナショナル女子アマチュア」(ジョージア州・チャンピオンズリトリート)に参戦した。決勝ラウンドには進めず、マスターズのオーガスタナショナルGCで最終日を過ごせなかったが、世界のトップアマとしのぎを削った経験が今週にも生きている。

「グリーンの傾斜が強かった。セカンドショットの距離感や、ピンを直接狙うんじゃなくて奥に落として戻して寄せるとか。傾斜を使いながら寄せるというアドバイスももらった。すごく勉強になりました」。石坂ゴルフ倶楽部も傾斜が強いグリーンが特徴で、予選2ラウンドはいずれも29パットだった。

通算9アンダーでトップを走る入谷響は昨年プロテスト合格で同じ97期生。「(同期で)最初に勝ちたいです。最終日にこの位置で戦えるのを楽しみながら優勝を目指したい」。2打差逆転Vへ気持ちを高めた。(埼玉県鳩山町/玉木充)