「巨人4-3広島」(29日、東京ドーム) 広島が痛恨のサヨナラ負けで4連敗。九回2死からゲームセットのはずが、4試合連続の守乱で落としてしまった。 守護神・栗林が走者を背負いながらも、2死一塁から若林を三ゴロに仕留めたかに思われた。だが小…
「巨人4-3広島」(29日、東京ドーム)
広島が痛恨のサヨナラ負けで4連敗。九回2死からゲームセットのはずが、4試合連続の守乱で落としてしまった。
守護神・栗林が走者を背負いながらも、2死一塁から若林を三ゴロに仕留めたかに思われた。だが小園が一塁へ痛恨の悪送球。ファウルグラウンドを転々とする間に一塁走者が生還してしまった。広島は3連敗中、いずれも守備の乱れが影響して痛い失点を重ねていた。
そして延長十二回、中崎が吉川、岡本に連打を浴びて無死一、二塁のピンチを背負った。犠打で送られ二、三塁となると、甲斐に致命的な犠飛を浴びた。
打線は2点を追う四回に、巨人戦で打率4割超の末包が左翼スタンドへ同点の4号2ラン。25日・DeNA戦以来、3試合ぶりの一発で試合を振り出しに戻した。同点の六回は2死から小園が右中間へ三塁打。ここで再び末包が中前に適時打を放って、勝ち越しに成功した。
先発・森は二回2死一塁でキャベッジに先制2ランを浴びた。弾丸ライナーで右翼スタンドに突き刺されたが、三回以降は安定感ある投球で立て直した。三回は2死一、三塁で岡本を一飛。四回も1死一、二塁を無失点で切り抜けた。
1点リードの六回は2死一、三塁のピンチを迎えるも代打・長野を左飛に仕留めて降板。6回6安打2失点で23年にマークした自己最多に並ぶ4勝目の権利を手に降板したが、消滅してしまった。
この日、バックネット裏の最前列で岸田元首相が観戦。大のカープファンで知られる要人の前で白星を飾ることはできなかった。