■試合の大部分でリードするも最後は逆転負けで1勝3敗の窮地に 4月28日(現地時間27日、日付は以下同)に敵地ターゲット・セン…

■試合の大部分でリードするも最後は逆転負けで1勝3敗の窮地に


 4月28日(現地時間27日、日付は以下同)に敵地ターゲット・センターで臨んだ「NBAプレーオフ2025」ファーストラウンド第4戦。ロサンゼルス・レイカーズは、ミネソタ・ティンバーウルブズ相手に48分間のうち約39分間にわたってリードを手にしていた。

 10点リードで迎えた最終クォーター。アンソニー・エドワーズによる2本の3ポイントシュートを皮切りにウルブズが反撃し、残り3分47秒にエドワーズのフリースロー3本成功で逆転(104-105)されてしまう。

 するとレイカーズはレブロン・ジェームズのアシストから八村塁が長距離砲を射抜いて再びリードを奪ったのだが、ウルブズはナズ・リードの3ポイント、ドンテ・ディビンチェンゾの3ポイントプレーが決まり残り2分11秒で4点ビハインド(107-111)を背負うことに。

 それでも、レイカーズはオースティン・リーブス、ドリアン・フィニー・スミスの3ポイントで残り1分29秒で逆転して2点差をつけたものの、ジェイデン・マクダニエルズの3ポイントプレー、エドワーズのフリースロー2本でウルブズに3点差をつけられ、終了間際にリーブスが放った3ポイントが外れて113-116で惜敗し、1勝3敗で追い込まれた。

 レイカーズはルカ・ドンチッチが38得点、レブロンが27得点12リバウンド8アシスト3スティール3ブロック、5本の3ポイントを沈めた八村が23得点5リバウンド、リーブスが17得点7リバウンド4アシスト2ブロック、フィニー・スミスが6得点8リバウンド6アシスト。

 前半こそ計9選手で回していたレイカーズだったが、後半スタートからドンチッチ、リーブス、八村、フィニー・スミス、レブロンの5選手をコートへ送り込み、24分間交代なしで最後まで戦い切った。

 レギュラーシーズンとは異なり、プレーオフでは主力選手たちのプレータイムが増加する傾向にあるとはいえ、ハーフを5選手のみで乗り切ったケースは少なくとも1998年以降では初だと『Elias Sports Bureau』が報道。

 勝つチャンスはあっただけに、2勝2敗の五分に戻す可能性があった一戦を落としたJJ・レディックHC(ヘッドコーチ)は、試合後に後半を5人だけで回すことは「プランではなかった」と明かした。

「第4クォーター開始時に、彼らへ(やってみてどうなのか)聞いた。我々には2つのタイムアウトがあるとも伝えたんだ。交代が必要なら知らせてくれとね」

 後半に5選手が出ずっぱりになったことで、レイカーズではレブロンが46分14秒、ドンチッチが45分49秒、八村が41分9秒、フィニー・スミスが40分37秒、リーブスが35分7秒コートに立ち、その他で10分以上プレーしたのはゲイブ・ビンセント(12分49秒)のみ。

 一方のウルブズも、ゲームハイの43得点に9リバウンド6アシストをマークしたエドワーズが44分22秒、25得点7リバウンド3アシストを残したジュリアス・ランドルが42分41秒に出場。ただし、このチームは試合時間残り約3分でベンチメンバーのリードとディビンチェンゾが逆転へ繋げるショットを決め、計7選手が19分以上プレーしていた。

 カンファレンス・セミファイナル進出へ王手をかけたウルブズ(3勝1敗)は、5月1日の第5戦で敵地クリプトドットコム・アリーナへ乗り込む。後がないレイカーズが、中2日間で回復させて意地を見せることができるか注目したい。

【動画】レイカーズ対ウルブズの第4戦終盤をハイライトでチェック!