「柔道・全日本選抜体重別選手権」(6日、福岡国際センター) 男子100キロ級決勝が行われ、昨年の世界選手権銅メダルの新井道大(東海大)が、増地遼汰朗(京葉ガス)にゴールデンスコアの延長戦で一本勝ちし、初優勝を決めた。畳を降りたあとは、人気…
「柔道・全日本選抜体重別選手権」(6日、福岡国際センター)
男子100キロ級決勝が行われ、昨年の世界選手権銅メダルの新井道大(東海大)が、増地遼汰朗(京葉ガス)にゴールデンスコアの延長戦で一本勝ちし、初優勝を決めた。畳を降りたあとは、人気ユーチューバー「サワヤン」のおなじみのあいさつで、DeNA・牧秀悟らの本塁打パフォーマンスにもなっている「デスターシャ」を披露し、喜びを爆発させた。
1回戦を反則勝ち、準決勝は優勢勝ちで突破。迎えた増地との決勝は互いに技を繰り出す熱戦となったが、最後は延長戦で新井が豪快な内股で投げ切り、勝負を決めた。大会2週間前にノロウイルスに感染するアクシデントもあったが、乗り越えてV。目に涙を浮かべ「言い訳にしていたら勝てないと思った。万全な状態で勝ち切ることが大事だと思った」と歓喜に浸った。
世界選手権(6月、ブダペスト)の代表にも選出された。昨年は銅メダル。「まだ弱いし、スタミナもない。前回の3位は五輪があったので強い選手が出なかった。全く話にならないと思う」と課題を挙げつつ、「ここで満足しているようではだめ。体調面で気を付けていきたい」と気持ちを込めた。