キャベッジは安定したパフォーマンスを見せている(C)産経新聞社 巨人は2日の中日戦(バンテリン)に2-0と完封勝利。再び単独首位に立った。 今季初先発となった山崎伊織は8回5安打無失点と圧巻のピッチング。オープン戦では不安定な投球内容が続き…

キャベッジは安定したパフォーマンスを見せている(C)産経新聞社

 巨人は2日の中日戦(バンテリン)に2-0と完封勝利。再び単独首位に立った。

 今季初先発となった山崎伊織は8回5安打無失点と圧巻のピッチング。オープン戦では不安定な投球内容が続き心配されたが、この日は内海哲也投手コーチに助言をもらったとされるフォークなど緩急も冴え、中日打線を寄せ付けない。試合後のヒーローインタビューでは「監督も『行ってこい』と送り出して頂いたので、気合が入りました」と今季初勝利にほっとした表情も見せた。

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 また打線で光ったのは安定したパフォーマンスを示しているトレイ・キャベッジにもある。

 「2番・右翼」で先発すると3安打の猛打賞。3回には右前打、6回にも右前打、8回も中前打と早くも今季5試合目で2度目の猛打賞と快音を響かせ続けている。

 この日は6回無死から右前打で出塁すると、続く吉川尚輝の打席の初球ですかさず二盗を決めた。これが来日初盗塁。23年3Aではトリプルスリーも達成した左の強打者が万能さを見せつけている。

 開幕カードでは2戦連発、攻守にわたってのキャベッジの快進撃にはファンの間からも「打つのが普通」「本当に神助っ人」「期待しかない」「安定感がえぐい」など称賛の声が続々と集まっている。 

 打率・429、2本塁打、6打点は打撃3部門でリーグトップ、長打率も・857をマークしている。

 昨年リーグ制覇も「打てるチーム」になることが課題とされた中、現れた救世主。チームをけん引する働きを引き続き、期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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