キャベッジは開幕戦でアーチをかけた(C)産経新聞社 巨人が開幕戦を大逆転勝利で飾った。 28日に行われたヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)に6-5のサヨナラ勝ち。最大5点差を打撃陣の頑張りで帳消しにした。【動画】これを待っていた!巨人新助っ人…

キャベッジは開幕戦でアーチをかけた(C)産経新聞社

 巨人が開幕戦を大逆転勝利で飾った。

 28日に行われたヤクルトとの開幕戦(東京ドーム)に6-5のサヨナラ勝ち。最大5点差を打撃陣の頑張りで帳消しにした。

【動画】これを待っていた!巨人新助っ人キャベッジは開幕戦から豪快なアーチを放った

 先発の戸郷翔征は4回まで一人の走者も出さない安定したピッチングだったが、5回に崩れた。味方のミスもからんで、ヤクルト打線に一挙4失点。エースの乱調に暗雲が漂うも、粘ったのは打線だった。

 新外国人、「2番・右翼」で先発したトレイ・キャベッジの打撃が光った。8回に来日1号となる右越え2ランを放つなど、3安打の猛打賞。初回、5回と二塁打を放つと5点を追う8回の場面。無死一塁の好機にヤクルト3番手左腕、山本大貴の128キロスライダーを一閃。完ぺきに捉えて、反撃ののろしとなる右越えの2ランを放った。

 打った瞬間にそれとわかる当たりにゆっくりとダイヤモンドを1周。東京ドームの巨人ファンに名刺代わりの一発で鮮烈な印象を残した。

 キャベッジの本塁打にはファンもすぐさま反応。ネット上でも「凄まじい打球」「神助っ人の予感」「大当たりかも」「このまま波に乗ってほしい」と、期待が一気に高まっている。

 この試合では、1番に抜擢した若林楽人もサヨナラ打を含む4安打と存在感を示した。5-5で迎えた延長10回には新戦力のライデル・マルティネスも登板。あっさり三者凡退に抑え、威力を見せつけた。

 昨年はリーグ優勝を飾るも得点力不足に悩まされたチームにとって、左の長距離砲は強く求められたピースともいえる。メジャー時代の23年は3Aでトリプルスリーも達成しているキャベッジ。現れた”救世主”には引き続き、快進撃を期待したいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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