琵琶湖で国際ヨットレースが初めて開催される。21日から4日間、滋賀県守山市のヤンマーサンセットマリーナであり、13カ国から30チームが参加する。滋賀県が包括的連携協定を結んでいるヤンマーホールディングス(大阪市北区)などが共催する。 レー…

 琵琶湖で国際ヨットレースが初めて開催される。21日から4日間、滋賀県守山市のヤンマーサンセットマリーナであり、13カ国から30チームが参加する。滋賀県が包括的連携協定を結んでいるヤンマーホールディングス(大阪市北区)などが共催する。

 レースは「BIWAKO DRAGON INVITATION 2024」。ドラゴンクラス(3~4人乗り)という伝統的なセーリング競技で、五輪の競技種目だったこともある。1日2レースで、23日と24日は観覧艇に乗り、湖上から観戦できる。先着順で定員約20人。無料。問い合わせは琵琶湖サンセットヨットクラブ(077・516・4129)。

 包括的連携協定は、2024年5月24日に締結された。協定では、スポーツや農業の振興や観光分野などでの協働を拡大し、地域の活性化や県民サービスの向上を図るとしている。今回は最初の大きな取り組みという。三日月大造滋賀県知事は12日の定例会見で、「ヨットレースは琵琶湖にぴったりのスポーツ。湖上スポーツの振興、琵琶湖の魅力の国内外への発信になれば」と話した。

 ヤンマー創業者の故山岡孫吉氏は長浜市出身。県内には工場や研究所、ミュージアムなどが多数立地している。(武部真明)