26日に開幕するパリ五輪で、芦屋ゆかりの3選手がセーリング競技に出場する。練習に通った兵庫県芦屋市浜風町の県立海洋体育館(芦屋マリンセンター)では、3人の写真パネルを艇庫に掲げ、健闘を祈っている。 代表として出場するのは、芦屋高校出身の吉…

 26日に開幕するパリ五輪で、芦屋ゆかりの3選手がセーリング競技に出場する。練習に通った兵庫県芦屋市浜風町の県立海洋体育館(芦屋マリンセンター)では、3人の写真パネルを艇庫に掲げ、健闘を祈っている。

 代表として出場するのは、芦屋高校出身の吉岡美帆選手(33)と、小中学生の時にB&G兵庫ジュニア海洋クラブに所属していた田中美紗樹選手(26)と西田カピーリア桜良(おうら)選手(21)。3人とも高校在学中やクラブ在籍中に芦屋マリンセンターに通い、芦屋沖でヨットを走らせた。

 そんな3人を応援しようと、県セーリング連盟と芦屋マリンセンターが大型の写真パネルを作り、今月、艇庫の外壁に掲げた。

 田中選手と西田カピーリア選手は初めての五輪出場。田中選手の母令江(よしえ)さん(62)は「のびのびとやったらいいよ」と娘に声をかけたという。写真パネルを見た西田カピーリア選手の母直子さん(55)は「楽しんでほしい」と期待を寄せた。

 芦屋マリンセンターは海洋スポーツの振興を目的に1984年に開館した。ヨットとカヌーの各種スクールとレンタルが主な事業で、大人から子どもまで楽しめる。(小池淳)