今年の夏の高校野球、地方大会もいよいよ大詰め。 野球界を代表するレジェンドである王貞治さん、栗山英樹さんのお二人に、「甲子園」とはどんな場所なのかを伺った。
「日本が世界に誇れる文化のひとつ」栗山英樹が語る甲子園の存在感
対談の冒頭、栗山さんはこう切り出した。
「日本が世界に誇れるいくつかの文化のひとつ」
甲子園を目指す高校野球という営みそのものが、日本ならではの文化だという視点だ。「みんな甲子園っていうのは、とにかく目標なんですよ」と続け、野球をやらない人にとっても甲子園が特別な場所であることを強調。「甲子園は憧れの場所」という一言に、その想いが集約されていた。
地方大会をテレビで見る王貞治「予選まで放送してもらえるようになって、すごくありがたい」
続いて話題は、夏の地方大会の視聴について。王さんは、テレビ中継の存在にまず触れたうえで、こう語った。
「今は特に予選まで(ネットで)放送してもらえるようになったから、すごく僕はありがたいと思っているんですけどね」
かつては地方大会の序盤戦を見る機会は限られていたが、配信環境の広がりによって、より多くの試合が全国のファンの目に触れるようになった。大詰めを迎える地方大会も、こうした環境があってこそ多くの人の記憶に残る——王さんの言葉には、そんな時代の変化への実感がにじむ。
実際、今年の夏の地方大会は、まさにそれを実感させる大会になっている。センバツを制した大阪桐蔭が大阪大会の4回戦で敗れ、準優勝の智弁学園も奈良大会で逆転負けを喫するなど、センバツ上位2校がそろって夏の地方大会で姿を消すのは3年ぶりの出来事となった。兵庫では近畿王者の報徳学園がコールド負けを喫し、山梨学院は延長タイブレークの末に敗れるなど、全国各地で「まさか」の一戦が相次いだ。かつてなら一部の地域だけの話題にとどまっていたかもしれないこうした波乱も、配信の広がりによって、今では全国の野球ファンがリアルタイムで見届けられるようになっている。
Q. お二人にとって「甲子園」とは?
栗山さんは、こう答える。
「それが野球人として誇れるところ」
そして王さんは、こう続けた。
「甲子園は憧れの場所」
日本中の球児が目指し、日本中の人がその戦いに心を動かされる場所。「甲子園」という2文字が持つ特別な力を、お二人はそれぞれの言葉で表現した。
対談の合間には、実際にグラウンドで白球を追う少年たちの姿も差し込まれる。バットを構え、真剣な表情で打席に立つ少年野球の選手たち。
「よし俺もあそこ狙うんだ」
そんな言葉が聞こえてきそうな、まっすぐな眼差し。今、地方の球場で汗を流す球児たちの中にも、将来の甲子園を夢見る一人がいるのかもしれない。
時代が変わり、視聴環境が変わっても、高校球児たちが本気でぶつかり合う夏の風物詩としての甲子園。その価値は変わらない。
球心会とは
一般財団法人 球心会(きゅうしんかい)は、2025年5月に王貞治氏が代表となって設立された野球振興団体だ。副代表には栗山英樹氏が就任し、多数の元プロ野球選手・レジェンドがアンバサダーとして参画している。
単なる「野球の普及」にとどまらず、王貞治・大谷翔平を超えるような世界的ヒーローが野球界・スポーツ界から生まれ続ける未来をつくることをビジョンに掲げる。子どもたちが野球と長く楽しく向き合える環境づくりを目指し、以下のような取り組みを展開している。
総合プラットフォームの運営(BEYOND OH! PLATFORM)
全国の野球イベントやチームの検索、先輩保護者の知恵が詰まった「パパママブログ」など、保護者と子どもに寄り添う機能を備えた無料のアプリ・Webサービスを運営している。
データ基盤の構築
学童・高校・プロ球団など、これまで分断されていた野球界のデータを「球心会ID」をハブとしてつなぎ、野球人口を増やすためのインフラづくりを進めている。
リアルイベントの開催
観戦だけでなく「やってみる・触れてみる」原体験を提供する子ども向けイベント「PLAY KIDS」などを開催している。
<アプリ概要>
アプリ名 BEYOND OH! プラットフォーム
提供開始日 2026年4月27日(月)
対応OS iOS / Android
利用料金 無料
ダウンロード先 App Store / Google Play



























