<スターダム:大阪大会「第15回ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ決勝トーナメント~in OSAKA」>◇29日◇…
<スターダム:大阪大会「第15回ゴッデス・オブ・スターダム~タッグリーグ決勝トーナメント~in OSAKA」>◇29日◇大阪・エディオンアリーナ大阪第2競技場
第1試合のタッグマッチで朱里&安納サオリと、上谷沙弥&小波が対戦。この試合は12月29日両国大会で行われる「ワールド・オブ・スターダム王座戦:上谷沙弥(王者) VS 安納サオリ(挑戦者)」および、来年1月4日新日本プロレス東京ドーム大会での「IWGP女子&STRONG女子W王座戦:朱里(IWGP女子王者) VS 上谷沙弥(STRONG女子王者)」のW前哨戦だったが、上谷が7分20秒、スタークラッシャー(変形みちのくドライバー2)で安納から3カウントを奪って勝利した。
出だしからHATEの2人が場外で朱里&安納を痛めつけ、リングに戻ると朱里と小波がゴツゴツの蹴り合いを展開。小波は朱里の髪の毛をつかんで倒すと、前後からサッカーボールキックをたたき込んだ。さらに代わった上谷がトップロープからボディプレスを見舞って、会場のファンをあおった。
その後、朱里も負けずに上谷のキックをキャッチして強烈なエルボーを放ち、安納もコーナートップから上谷にミサイルキックを発射。さらに低空ドロップキック、フィッシャーマンズスープレックスでたたきつけた。
安納は試合が佳境に入ると、上谷に串刺しエルボーをかわされ、ニーバットを顔面に被弾。それでもカバーをカウント2で返し、上谷のスタークラッシャーはさせずにジャーマンで投げ飛ばした。
安納はさらに小波のスプレー攻撃もキックで迎撃し、上谷にジャーマンスープレックスを決めた。だが安納がロープに飛んで攻撃しようとすると、上谷が村山大値レフェリーを盾にし、さらにその村山レフェリーに金的キックを見舞ってジャッジ不能にさせてしまった。
その隙に小波のスプレーを手に取った上谷は安納の顔面にスプレー攻撃。顔が真っ黒になってしまった安納をスタークラッシャーでたたきつけた。村山レフェリーは股間を押さえながらも、なんとか3カウントをたたいた。
上谷は試合後のマイクで「おいおいおい、サオリちゃーん! きれいな顔が台無しだなあ。そういえばさあ、お前、昨日Sareeeの金魚のふんにも負けたんだって? 笑わせるじゃん! まだ時間はあるよ。今ならまだ後戻りはできる。よーく考えろ」と28日のタッグマッチでも叶ミクに敗れた安納を挑発。そして朱里に対しては「東京ドーム、楽しみにしてるよ」とだけ話し、マイクをたたきつけて引き揚げていった。
屈辱の安納はバックステージで「ムカつく! ほんまにムカつく! タッグでの結果を残した上であんたの前に立ちたかった。それやのに全部上谷、あんたのせいや。あんたがあの日(11月24日のなつぽい&安納VS刀羅ナツコ&琉悪夏)、乱入して、邪魔して、負けに導いた。あの日から私の頭の片隅には、あんたが離れなくて仕方ないよ。歯車が狂った。全部狂った」と悔しがった。