熱狂的にチームを支え続けた浦和サポーター。(C)Getty Images またも“赤い壁”がスタジアムで異彩を放った。 …

熱狂的にチームを支え続けた浦和サポーター。(C)Getty Images
またも“赤い壁”がスタジアムで異彩を放った。
J1の浦和レッズは現地時間6月21日、米ワシントン州シアトルで行われたクラブ・ワールドカップのグループステージ第2戦でインテル(イタリア)と対戦。渡辺凌磨の一撃で先制したものの、後半アディショナルタイムに決勝点を許して1-2で敗れた。
【動画】インテル戦敗戦で大号泣…浦和サポーターの熱き涙をチェック
惜敗ながらカルチョの強豪に差を見せつけられたレッズイレブン。そんな彼らを最後の最後まで後押ししたのは、赤いユニホームを身にまとったサポーターたちだった。
この日は、エンブレムを模したコレオも展開するなど相当な気迫を見せた赤き集団は、頭上に手を上げ、手をたたきながらチームを鼓舞。その声量や迫力は、試合の緊張感を高めてもいた。
日本から遠く離れたスタジアムを赤く染めた異様な光景には、海外メディアも驚嘆。開催地となったシアトルの地元紙『Seattle Times』は「試合開始前のラインナップ発表すら行われていない段階から、浦和の熱狂的なファンたちは、すでに応援歌を歌い始めていた」と現地の様子をリポート。その上で「南エンドゾーン席に集まった約1800人の浦和ファンの集団は、まさに赤い海と化していた」と強調した。
また、今回のグループステージ初戦で対峙したリーベル・プレートの母国紙『Ole』も「浦和サポーターの熱狂は特別な光景だった」と指摘。インテル戦後に人目をはばからずに悔し涙を流す浦和サポーターたちを次のように描写している。
「インテルが2-1で勝利を収めた試合、終了間際に1点を失った浦和に勝ち目はなかった。そして、試合中休むことなくずっと応援し続けたサポーターたちは、敗戦の衝撃を実感し、涙を流す人も少なくなかった。そこにあったのは純粋なサッカーへの情熱だった。これぞサッカーである」
クラブを愛するという情熱を世界に示した浦和サポーターたち。そんな彼の想いに応えるためにも、レッズイレブンには、現地時間6月25日に開催されるモンテレイ戦で勝利を掴み取ってもらいたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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