「レンジャーズ4-0エンゼルス」(15日、アーリントン) エンゼルスの菊池雄星投手が先発マウンドに上がり、6回1失点の好投を見せるも移籍後初勝利はまたもおあずけ。チームは完封負けを喫し3敗目となった。 立ち上がりを三者凡退に抑えた菊池。二…

 「レンジャーズ4-0エンゼルス」(15日、アーリントン)

 エンゼルスの菊池雄星投手が先発マウンドに上がり、6回1失点の好投を見せるも移籍後初勝利はまたもおあずけ。チームは完封負けを喫し3敗目となった。

 立ち上がりを三者凡退に抑えた菊池。二回は安打とウォードの失策で得点圏に走者を背負うピンチを招いたが、後続をしっかりと打ち取った。

 以降は危なげないピッチングを披露。正捕手のオホッピーを腹痛で欠く中、テンポよくストライクを投げ込んだ。五回は先頭へ四球を与えたが、一塁走者が二盗を試みた際、打者が守備妨害を犯して“三振ゲッツー”となる幸運にも恵まれた。5回を投げて球数は63球。だが落とし穴が六回に待っていた。

 先頭のタベラスにセーフティーバントを決められ、内野安打で出塁を許した。直後に二盗を決められただけでなく、捕手の二塁悪送球も重なって無死三塁のピンチを招いた。セミエンには左翼フェンスギリギリまで運ばれる犠飛。さらにシーガーが放った一塁への痛烈なゴロを、シャヌエルが捕球できずスパイクを直撃。記録は内野安打となったが、次打者の一飛でシーガーがシャヌエルと接触。これが守備妨害と判定され走者が入れ替わるハプニングもあった中、ガルシアを左飛に仕留めた。

 菊池はここまで3試合に先発し、0勝2敗の防御率5・00。今季2度目のクオリティースタート達成で試合を作った。しかし打線はわずか3安打で無得点。援護をもらうことはできなかった。チームはア・リーグ西地区2位のレンジャーズに完敗。首位から陥落してしまった。