バレーボール女子日本代表のフェルハト・アクバシュ新監督(39)が20日、羽田空港に到着した。母国トルコからのフライトとなったが「私にとってはシーズン初めなので、全く疲れていないです」と笑わせ、日本代表コーチを務めた17~18年以来の来日を喜…

バレーボール女子日本代表のフェルハト・アクバシュ新監督(39)が20日、羽田空港に到着した。母国トルコからのフライトとなったが「私にとってはシーズン初めなので、全く疲れていないです」と笑わせ、日本代表コーチを務めた17~18年以来の来日を喜んだ。

女子日本代表にとっては初めての外国人監督。トルコやクロアチアの女子代表監督経験を持ち、ここまではトルコの強豪クラブであるエジザジュバシュ・イスタンブールを率いてきた。

10日には日本代表登録メンバー34人を発表。24年パリ五輪(オリンピック)代表の石川真佑(ノバラ)や、山田二千華、佐藤淑乃(ともにNEC川崎)らが順当に名を連ねた。春高バレー(高校選手権)で東京・共栄学園を優勝に導いた元日本代表大友愛さんの娘、秋本美空(姫路)も2年ぶり2度目の選出。初選出組も10人という顔触れとなった。五輪で古賀紗理那さん(28)が担った主将を引き継ぐ人選については「すでにこの件の作業をしています。何人かの選手とは、このトピックについてミーティングも行った。ただ、自分1人で決めることはできないので、注意深く決めていきたい。もうすぐ皆さんに、お知らせできると思います」と語るにとどめた。

今後は5月上旬からの国内合宿、下旬からのカナダ合宿を経て、6月のネーションズリーグへと進んでいく。28年ロサンゼルス五輪も念頭に「できる限り今年は強い根を作って、次のシーズンに向けていきたい。若い選手を無理やりラッシュさせること、ベテラン選手を控えめにさせることなく、やっていきたいと考えています」とチーム作りを見据えた。【松本航】