ヤクルト・奥川恭伸投手(23)が14日、神宮外苑のコブシ球場で最終調整し、先発する15日の阪神戦(松山)に向け、三度目の正直で今季初勝利をつかむ決意を示した。 縁が深い場所で躍動してみせる。坊っちゃんスタジアムはヤクルトの秋季キャンプ地。…

 ヤクルト・奥川恭伸投手(23)が14日、神宮外苑のコブシ球場で最終調整し、先発する15日の阪神戦(松山)に向け、三度目の正直で今季初勝利をつかむ決意を示した。

 縁が深い場所で躍動してみせる。坊っちゃんスタジアムはヤクルトの秋季キャンプ地。復活を期した右腕は昨秋、同スタジアムで再スタートを切って今季初の開幕投手を務めており縁起もいい。「思い出深いです。(今年)いいスタートを切れているのも、去年の秋キャンプがあったからだと思う」としみじみ語る。

 今季2度目の先発となった前回6日・中日戦は5回5失点で降板し、「あまり良くなかったので。次こそ」と意気込む。阪神打線は「つなげたくないです」と1、2番とクリーンアップを特に警戒し、細心の注意を払って抑え込む。

 「勝つゲームを皆さんの前で見せたい」。自身はもちろん、球団、選手もお世話になっている地元ファンに恩返しの勝利を届ける。