J1福岡とKDDI株式会社は14日、スタジアムと街の回遊促進を目的として、生成AIがスタジアム周辺における試合前後の観光プランを提案する実証を開始したと発表した。 5月開催の福岡の試合(ホーム、アウェーの両方)に来場するサポーターを対象に…
J1福岡とKDDI株式会社は14日、スタジアムと街の回遊促進を目的として、生成AIがスタジアム周辺における試合前後の観光プランを提案する実証を開始したと発表した。
5月開催の福岡の試合(ホーム、アウェーの両方)に来場するサポーターを対象に、スタジアム周辺の飲食店・ホテル・おすすめの観光地などを生成AIが来場者の興味関心にあわせて提案するWebアプリを提供する。
これにより、来場者は観戦前後でのスタジアム周辺における観光に関する情報をスムーズに収集し、観光プランを立てることができるという。
福岡は実施の背景について「特に県外からスタジアムに来場されるアウェーサポーターの方々から『スタジアム周辺のホテルや飲食店などに関する知識がなく、手配する手間が大きい』『スタジアムへの来場を検討していたが、手配が煩わしく来場するのを断念した』といった声を頂いております」とし「SNSやホームページなどを通じてスタジアム周辺の情報を発信しておりますが、お客さまの個別の興味関心に合わせた情報発信ができないことや、一元的に情報がまとまっていないことが課題でした」とした。
実証では「試合日程」「スタジアムの最寄り駅到着時刻」「出発時刻」「観光スタイル」を選択することで、情報に合わせた最適な観光プランをAIが生成する。また、「もつ鍋が食べたい」などの要望を自然言語で入力することで、入力内容に応じて観光プランを修正することもできる。
クラブは「スタジアム周辺の体験価値と利便性を向上し、来場者数増加を図ります。また、地域の魅力を伝えることでスタジアムと街の回遊や宿泊を促進し、地域経済を活性化していきます」としている。
実証は2025年5月に開催される福岡の試合(ホーム、アウェー両方)で、福岡サポーターだけでなく、福岡と対戦するクラブのサポーターも利用できる。