◆第85回皐月賞・G1(4月20日・中山競馬場・芝2000メートル) 23年の覇者ソールオリエンスと同じく京成杯からの直行で挑むニシノエージェント(牡3歳、美浦・千葉直人厩舎、父イスラボニータ)は、1週前追い切りに騎乗した津村明秀騎手が、前…

◆第85回皐月賞・G1(4月20日・中山競馬場・芝2000メートル)

 23年の覇者ソールオリエンスと同じく京成杯からの直行で挑むニシノエージェント(牡3歳、美浦・千葉直人厩舎、父イスラボニータ)は、1週前追い切りに騎乗した津村明秀騎手が、前走からの成長を感じ取っている。

 9日はWコースでヒサエノオモカゲ、シルフレイ(ともに3歳未勝利)を追走し、5ハロン65秒7―11秒2をマーク。直線で力強く脚を伸ばすと、僚馬2頭に先着した。津村騎手は「ハッキングの段階から成長を感じて、追い切りでもスムーズでかなりいい時計だった。体が大きくなった感じはしないけど、中身がドシッとしたからか、動きが軽くなった」と歯切れのいい言葉が並んだ。

 クロワデュノールと対戦経験がある馬が多いが、この馬は初めての対戦となる。津村騎手は「1頭強いのはいるけど、一発あるんじゃないかと楽しみにしている」。2歳王者に注目が集まる中で虎視たんたんと牙を研ぐ。