◆第22回福島牝馬S・G3(4月20日、福島競馬場・芝1800メートル) 切れ味より長くいい脚が使えるホーエリート(牝4歳、美浦・田島俊明厩舎、父ルーラーシップ)にとって、福島コースは大歓迎だろう。特に1800メートルは3歳時のフラワーC、…

◆第22回福島牝馬S・G3(4月20日、福島競馬場・芝1800メートル)

 切れ味より長くいい脚が使えるホーエリート(牝4歳、美浦・田島俊明厩舎、父ルーラーシップ)にとって、福島コースは大歓迎だろう。特に1800メートルは3歳時のフラワーC、前走の中山牝馬Sでともに2着だったように、持続力を武器に結果を残している。年明けの3勝クラス(芝2200メートル)を快勝後に重賞も2着と4歳を迎えてからの充実ぶりも目を引く。

 1週前には5戦ぶりにコンビを組む原優介騎手を背に、最後の直線でシャープな脚さばきを披露。外からパートナーと馬体が併さると、馬なりのまま滑らかに加速しラスト1ハロン11秒4と上々の伸びで好調をアピールした。田島調教師も「頭が高い走法だったけどそれが解消されてきた」と成長を実感しており、初の重賞タイトルへ手が届くところまできている。