「広島5-3巨人」(13日、マツダスタジアム) 広島が今季初の4連勝で本拠地での連勝も「7」に伸ばし、首位の座をがっちりキープした。昨季リーグ覇者の巨人を相手に3連勝。若手の多いチームは勢いに乗るばかり。先発・森は6回5安打1失点の好投で…
「広島5-3巨人」(13日、マツダスタジアム)
広島が今季初の4連勝で本拠地での連勝も「7」に伸ばし、首位の座をがっちりキープした。昨季リーグ覇者の巨人を相手に3連勝。若手の多いチームは勢いに乗るばかり。先発・森は6回5安打1失点の好投でリーグトップタイの3勝目。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「もう1イニング見たいと思わせる投球だったね」と絶賛した。
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先発の森は前回登板よりも良かったと思う。球のキレもあった。スタミナ面の課題があるけど、この日は100球に近づいても、序盤と制球力はそこまで変わっていなかった。もう1イニング見たいと思わせる投球だったね。テンポも良いから、守備もリズムが生まれて好守が多い。そこも勝利に結びついている要因だと思う。
中継ぎ陣は森浦の状態の良さが際立つ。この日も1点差に詰め寄られた七回2死二塁から登板して、ヘルナンデスを左飛に封じて火消しをした。とにかく自信が表に出ていて思い切り良く(ストライク)ゾーンに投げ込めている。八回はハーンが登板したが、次の日(14日)は試合がなく、ハーンと栗林の状態は不安定。ならば森浦はイニングまたぎさせる手もあったのではないかと個人的には思った。
この3連戦、巨人のミスにつけ込めたことが大きかった。1戦目で岡本和が犯した犠打処理での悪送球や、3戦目のヘルナンデスの後逸。序盤で試合を優位に進めて、相手の強力な勝ちパターンの中継ぎ投手を出させなかったことも勝敗を大きく分けたと思うね。