<国内女子ゴルフツアー:富士フイルム・スタジオアリス女子>◇最終日◇13日◇埼玉・石坂GC(6585ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)安田祐香(24=NEC)が、3人によるプレーオフを制して今季初優勝、ツアー通算2勝目を…

<国内女子ゴルフツアー:富士フイルム・スタジオアリス女子>◇最終日◇13日◇埼玉・石坂GC(6585ヤード、パー72)◇賞金総額1億円(優勝1800万円)

安田祐香(24=NEC)が、3人によるプレーオフを制して今季初優勝、ツアー通算2勝目を挙げた。正規の18ホールを2バーディー、1ボギーの71と1つ伸ばして回り、通算9アンダー、207。河本結、中村心と並び、3人とも初のプレーオフとなったが、これを制した。

プレーオフは、1ホール目で第2打を、2段グリーンの同じ段に乗せてバーディーチャンスにつけた。だが、これを決めきれず、河本とともにパー。このホールでボギーとした中村は脱落した。2ホール目は、先にボギーとしたが、河本が決めれば優勝という1・5メートルのパーパットがカップ左を通過し、そろってボギーとなった。雨が強くなり、グリーンが重くなった3ホール目はともにパー。気力も体力も試される展開となったが、4ホール目で安田はパー、河本はボギー。ついに河本を突き放して勝利をつかんだ。

安田は優勝インタビューで「今日は大雨の中でのラウンドだったんですけど、初優勝とは違った強い気持ちで戦えました。優勝できて本当にうれしいです。来週からまた一から頑張りますので、応援をよろしくお願いいたします」とあいさつした。

昨年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子で、プロ5年目で初優勝を果たした。ただ、悪天候による短縮競技とあって、3日間、もしくは4日間戦いきっての優勝を目指し続けてきた中で、再び雨の中となった今大会だったが、3日間を戦い抜いて勝ちきった。