◆明治安田J1リーグ ▽第10節 町田0―2浦和(13日・国立) 町田は国立で浦和と対戦し、0―2で敗れた。 3月以降負けがない町田だが、先取点は浦和に許した。前半15分、右のショートコーナーからMFマテウスサビオがグラウンダー性の右クロス…

◆明治安田J1リーグ ▽第10節 町田0―2浦和(13日・国立)

 町田は国立で浦和と対戦し、0―2で敗れた。

 3月以降負けがない町田だが、先取点は浦和に許した。前半15分、右のショートコーナーからMFマテウスサビオがグラウンダー性の右クロスを出すと、DFマリウスホイブラーテンに左足で合わせられゴール左へ沈められた。

 失点後は町田の今季の特長である左サイドの攻撃でチャンスを作るが、ネットは揺らせず。すると同38分、GK西川周作の鋭いキックからMF渡辺凌磨がワンタッチでパスを出すと、この日センターFWに入ったFW松尾佑介に抜け出される。DF昌子源が懸命に守るが、エリア左からGK谷晃生の頭の上を超えるシュートで高速カウンターを完成され、追加点を奪われた。

 なかなか流れをつかむことができないまま、後半12分には緊急事態も発生した。今季チームトップの4点を記録しているFW西村拓真がシュートを打った後、左の太ももの裏を押さえ、一時試合が中断。自力でベンチには戻ってきたが、FWナサンホと交代することになった。9日のルヴァン杯2回戦甲府戦ではDF菊池流帆が負傷交代、MF前寛之も2戦連続でベンチ外となっており、アクシデントが続いている。

 黒田剛監督は試合前、「すごい能力が高いので、(彼らに)自由にやられているようでは失点してしまう」と相手の個の強さを警戒していたが、抑えきることが出来ず。雨の降る国立で最後まで反撃が出来ないまま、7戦ぶりの敗北となった。