遠藤の献身的な姿勢はファンにも支持されている(C)Getty Images 今季のプレミアリーグで序盤から首位を快走するリバプールは、いよいよ歓喜が目前となった。現地時間4月27日(日本時間28日)、本拠地で行われる第34節トッテナム戦に引…
遠藤の献身的な姿勢はファンにも支持されている(C)Getty Images
今季のプレミアリーグで序盤から首位を快走するリバプールは、いよいよ歓喜が目前となった。現地時間4月27日(日本時間28日)、本拠地で行われる第34節トッテナム戦に引き分け以上でリーグ制覇が決定する。優勝を果せば5シーズンぶり通算20回目、そして今季では唯一の獲得タイトルとなる。会場となるアンフィールドは大観衆の興奮や熱気で沸くことは必至。悲願達成までの舞台は整った。
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そして、その歴史的な大一番において“勝利を決定付ける選手”の1人として、ピッチ内外でチームを支える日本人MFに大きな期待が懸けられている。クラブの情報を発信する『ROUSING THE KOP』が4月24日、トッテナム戦に向け「リーグ優勝を決めるゴールを決めてほしいリバプールの3選手」と題したトピックを配信。モハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェス、遠藤航という3人の名前が挙がっている。
同メディアは、タイトル獲得という劇的な瞬間を迎えるにあたり、「ファンが『この選手に決めてほしい』と思っているであろう3人」と評し、それぞれの理由を説明。現在、リーグトップを独走する27得点をマークしているサラーについては、やはりエースストライカーという立場から、「タイトルを締めくくるゴールを決めるのは、実にふさわしい展開だろう」などと主張する。
さらに、シーズンの大半でサブに回ることとなったヌニェスには、「賛否が分かれるかもしれないが、ある意味ふさわしいと言える」と論じており、パフォーマンスが落ち込みから「今夏に放出される見通しとなっている」と指摘。その上で退団への“花道”として、「もう1度大きなインパクトを残し、アンフィールドに忘れられない思い出を刻むのは素晴らしいストーリーになる」と青写真を描く。
そして、リーグ戦スタメン出場ゼロの遠藤に対しては、「本来なら、ジョー・ゴメスがこのリストの筆頭だっただろう。だが、センターバックの彼は現在も負傷中で、トッテナム戦には出場できない」と前置きしながら、「ゴメスの不在により、その“カルトヒーロー枠”を担うのはワタル・エンドウになる」と綴っている。
同メディアは、「エンドウは今季、ファンから熱い支持を受ける存在となった。プレミアリーグでまだ先発出場がないにもかかわらず、そのプロフェッショナリズムと献身は高く評価されている」と背番号3を称える周囲からの反応を紹介。加えて、「シーズンを通してベンチに座ることが多かったものの、チームに大きく貢献したエンドウが最後の最後で“タイトルを決めるゴール”を決めることができたなら、それはまさに痛快な瞬間となるだろう」などと見通している。
目前となった栄光の瞬間は、果たして誰のどんなプレーにより演出されるのだろうか。いずれにせよ、ホームスタジアムは今季一番の歓声に包まれることは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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