4月12日、阪神競馬場で行われたG2・阪神牝馬ステークス(芝1600m)は、松山弘平騎乗の良血馬、サフィラが重賞初制覇を飾った。このレースの1着馬にはヴィクトリアマイル(5月11日・東京・G1・芝1600m)への優先出走権が与えられる。阪…

 4月12日、阪神競馬場で行われたG2・阪神牝馬ステークス(芝1600m)は、松山弘平騎乗の良血馬、サフィラが重賞初制覇を飾った。このレースの1着馬にはヴィクトリアマイル(5月11日・東京・G1・芝1600m)への優先出走権が与えられる。

阪神牝馬S、勝利ジョッキーコメント
1着 サフィラ
松山弘平騎手
「すごく嬉しい気持ちです。よく馬が応えてくれたなと思います。手応えは良かったですし、前走乗せていただいた時に、あまりこう溜めて溜めてっていうよりは、長く脚を使った方がいいんじゃないかなと考えて、今日は競馬させていただきました。前回、ちょっと昔に乗せてもらってたんですけれど、その時やっぱり溜めて良い脚を使っていたので、前走はそういう競馬をしてたんですけれども、ちょっと今日は変えてみたいなと。しっかり脚使ってくれたのでよかったです。理想の形でした。能力ある馬ですし、兄弟なんかもみんな走ってますし、ここでなんとか1つタイトル取ることができて本当に嬉しく思ってます。(今日はピンクのリボンを着用しての騎乗が続きました。どんな思いでしたか)康太さんにありがとうって言いたいです」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 4月12日、阪神競馬場で行われた11R・阪神牝馬ステークス(G2・4歳上オープン・牝・芝1600m)は、松山弘平騎乗の9番人気、サフィラ(牝4・栗東・池添学)が勝利した。ハナ差の2着に3番人気のアルジーヌ(牝5・栗東・中内田充正)、3着に8番人気のラヴァンダ(牝4・栗東・中村直也)が入った。勝ちタイムは1:32.8(良)。

 1番人気で武豊騎乗、ボンドガール(牝4・美浦・手塚貴久)は5着、2番人気で団野大成騎乗、タガノエルピーダ(牝4・栗東・斉藤崇史)は7着敗退。

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兄弟にはサリオス

 松山弘平騎乗の9番人気、サフィラが大混戦のゴール前を制した。直線では早めに抜け出しを図ったが、後方からアルジーヌ、ラヴァンダがゴール前で強襲。際どく迫られたものの、内でしぶとく粘り込み、クビの上げ下げで僅かにサフィラが前に出ていた。同馬の兄弟にはG1馬サリオスなど重賞勝ち馬がいる。

サフィラ 11戦3勝
(牝4・栗東・池添学)
父:ハーツクライ
母:サロミナ
母父:Lomitas
馬主:シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 サフィラ 松山弘平
2着 アルジーヌ 幸英明
3着 ラヴァンダ 岩田望来
4着 ビヨンドザヴァレー 菱田裕二
5着 ボンドガール 武豊
6着 ソーダズリング 坂井瑠星
7着 タガノエルピーダ 団野大成
8着 ドゥアイズ 鮫島克駿
9着 ドナベティ 藤岡佑介
10着 ウンブライル A.シュタルケ
11着 キミノナハマリア M.デムーロ
12着 スウィープフィート 横山典弘
13着 ヒルノローザンヌ 池添謙一
14着 イフェイオン 北村友一