6回103球で2安打9奪三振…ドジャースは今季初完封【MLB】ドジャース 3ー0 カブス(日本時間12日・ロサンゼルス) ドジャース・山本由伸投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのカブス戦に先発登板し、6回103球を投げて…

6回103球で2安打9奪三振…ドジャースは今季初完封

【MLB】ドジャース 3ー0 カブス(日本時間12日・ロサンゼルス)

 ドジャース・山本由伸投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのカブス戦に先発登板し、6回103球を投げて2安打無失点、1与四球9奪三振の力投を見せた。4回にはピンチを迎えるも、マイケル・ブッシュ内野手から空振り三振を奪い、窮地を脱した。ブッシュは山本の“鬼気迫る”投球に畏怖を感じたようだ。

 咆哮が本拠地に鳴り響いた。山本は初回から2つの三振を奪うなど、3回までパーフェクトピッチ。しかし4回、1死からカイル・タッカー外野手に二塁打を浴びて初安打を許す。続く鈴木誠也外野手にも右前打を浴びたが、走塁ミスもあって2死になるも、依然として2死三塁のピンチは続いた。

 打席にはブッシュ。フルカウントとなり、山本は得意のスプリッターを沈め、ブッシュのバットは空を切った。窮地を凌ぐと、自然と雄叫びを上げた。その後も5~6回をゼロに抑え、6回無失点の好投でマウンドを降りた。その後トミー・エドマン外野手が3ランを放ち、嬉しい白星もついた。

 やはり勝負を分けたのは4回の場面。ブッシュは試合後、カブス地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」の中継に登場。先制を逸した打席を振り返り、「うん、いい球だったよ。ああいうスプリッターはあまり見ない。時速90マイル台前半から中盤の球。試合に向けて僕らはいいプランがあったんだけどね。彼は本当にいい投手だよ。個人的には、いい感触があった打席もあったんだけど……捉えられそうな球もあったけど、打ち損ねてしまった。脱帽するしかないね」と話した。(Full-Count編集部)