◆明治安田J1リーグ▽第10節 福岡2―1横浜FM(12日・ベススタ) 福岡が横浜Mに2―1で逆転勝利し、試合のなかった町田をかわして暫定ながらクラブ史上初となる首位に浮上した。* * * 群雄割拠のJ1リーグに“福岡旋風&…
◆明治安田J1リーグ▽第10節 福岡2―1横浜FM(12日・ベススタ)
福岡が横浜Mに2―1で逆転勝利し、試合のなかった町田をかわして暫定ながらクラブ史上初となる首位に浮上した。
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群雄割拠のJ1リーグに“福岡旋風”が巻き起こっている。横浜FMを相手に1―1で終盤を迎えたが、福岡は勝ち点3を狙いにいく姿勢を貫いた。後半36分、中盤でボールを奪取したMF見木がゴール前まで駆け上がり、右クロスを合わせて決勝点を奪った。
金明輝監督は「選手たちに心の余裕が出てきて、本来の力が出せている」と胸を張った。今季2度目の3連勝で、直近7戦6勝。暫定ながらクラブ史上初の首位に立った。
これまで獲得したタイトルは、23年度のルヴァン杯のみ。J1では7位が最高成績で、これまで通算16シーズンをJ2で過ごしてきた。J2とのエレベータークラブと揶揄(やゆ)された歴史に、4季連続のJ1残留で終止符を打ったクラブは、次なるステージを見据える。
指揮官が「まだまだ先は長い」と語るなど、チームに余念はない。福岡らしい地に足の着いた戦いで、勝ち点を積み上げていく。