◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 3日目(5日)◇葛城GC山名C(静岡)◇6475yd(パー72)若手の活躍が目立つ国内女子ツアーで藤田さいき(39歳)、穴井詩(37歳)、全美貞(42歳/韓国)の平均年齢39.3歳の最終日最終組が…

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 3日目(5日)◇葛城GC山名C(静岡)◇6475yd(パー72)
若手の活躍が目立つ国内女子ツアーで藤田さいき(39歳)、穴井詩(37歳)、全美貞(42歳/韓国)の平均年齢39.3歳の最終日最終組が誕生した。トップと1打差の藤田は「すごい楽しみです。我々3人は経験値だけでやっている。懐かしい感じのペアリングなので楽しみたい」と笑顔を見せた。

今季3戦目の前週「アクサレディス」は32歳の工藤遥加が優勝したが、3月の開幕戦は22歳の岩井千怜、2戦目は24歳の吉田優利と若手が躍進。昨季もイ・ミニョン(韓国)が制した10月の第32戦「NOBUTA GROUP マスターズGC」まで30代の優勝がなかった。
「組は昔の感じの雰囲気になるのでは。今の若い子たちは明るい感じもあるけど、我々世代はピリピリしている」と藤田。22年「大王製紙エリエールレディス」以来となるツアー7勝目へ表情を引き締めた。

トップを2打差で追う全は雨予報の最終日に向けて「あまり考えずに自分に自信を持って。自分が考えたとおりに打ちたい」。2017年「ヨコハマタイヤPRGRレディス」以来となるツアー26勝目へ意気込んだ。
オフは年齢も考えてトレーニングは控えめだった。「いつも欲張ってたくさんやっていたが、逆に良くなかったのかもと思った。もう歳なので。ずっとハードにやっていたら、体力があがるんではなくて、落ちるだけなので」と振り返った。
1打差首位を走る穴井はツアー5勝で23年大会覇者。「ベテランになればなるほど攻め方がわかっている」と警戒。3人あわせて生涯出場試合数は1663試合。最終日は激しい雨予報だが、経験値から繰り出される妙技に期待だ。(静岡県袋井市/玉木充)